無印編
事件の進展
[5/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
を担がせていることになる。
そして、目的は不明だがジュエルシードを必要としており、それを手に入れるためだけに自分の娘ごと攻撃し、使い捨てにしたということである。
「フェイトは彼女の娘と言うことで間違いないのか?」
黒い笑みを浮かべ、剛がクロノに問いかける。
クロノとエイミィが若干怯えているようであるが、今は無視しよう。
「それが、まだ完全に断言はできないんだ」
「なぜだ?状況を考えたらそれしか考えられないだろう?」
「それが、出生届を確認したところ、彼女の娘の名前は『アリシア・テスタロッサ』となっている。それに彼女はプレシアが引き起こした事故ですでに死んでいるんだ」
「次女と言う可能性は?」
「プレシアはアリシアが生まれてすぐに離婚し、その後再婚したと言う記録もなければ、フェイトの出生届も出ていない。そもそも、退職した後の足取りが全く掴めないんだ。だから、ほぼ黒だが完全に断言できる証拠が全くない」
そして、剛たちはそのまま黙ってしまった。
プレシアの動機が全く分からないからである。
唯一の手がかりは26年前の裁判記録であろうが、調べたエイミィ曰く『かなり胡散臭い』記録である。
当時の裁判でかなり揉めたことを考えれば実際の出来事は記録と随分違う可能性も出てくるためでる。
「プレシアについての更に詳しい情報を本局に問い合わせているところですから、そろそろ返信が来てもいい頃なんですが・・・・」
ピピピピピピピピ!!
「「「「!?」」」」
そこで、通信が入った。
「本局からか!?」
クロノが問いかける。
「すまん。どうやら私のようだ」
剛が携帯を取り出したことで、その場の全員がズッコケかける。
「私だ」
『守宮様。お久しゅう御座います』
「鮫島さん?」
その相手は、何とアリサの執事の鮫島であった。
「一体どういうしたのですか?」
『それが・・・・申し訳ございませんが、急いでこちらに来てほしいのです』
「何かあったのですか?」
『お嬢様が、皆様が捜索中の黒衣の少女の使い魔と思しき紅い狼を保護いたしました』
「っ!?分かりました!!すぐに向かいます!!」
そして剛は電話を切った。
「どうしたのですか?」
「どうやらアリサちゃんがアルフを保護したらしい」
「一体何があってそう言う展開になる!?」
「こっちが聞きたい」
そして剛とクロノはアリサの家に急いだ。
「こっちです!!警部さん!!」
アリサに出迎えられ、アルフのもとに急ぐ一行。
そこにはすでにすずかやなのは、ユーノに龍一もいた。
「一体何があったのだ?」
そう剛が思うのも無理はなかった。
アルフの全身に先
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ