暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは〜結界使いの転生者〜
無印編
海上の決戦
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が完成し、天空から雷光が降り注ぐ。

「はああああああ!!」

雷が海に降り注ぐと、海面からジュエルシードの光が立ち昇る。

「はあはあはあ・・・・見つけた。残り6つ」
(こんだけの魔力を打ち込んで、その上全部のジュエルシードを封印して、こんなの絶対にフェイトでも限界を超えているよ!!)
「アルフ!!空間結界とサポートをお願い!!」
「ああ!!任せな!!(・・・・だから、誰が来ようが、何が起きようが、あたしが絶対に守ってやる!!)」

ジュエルシードの魔力が暴走を始め、巨大な竜巻が発生した。





「なんて無茶をする娘なのかしら!!」
「無謀ですね。間違いなく自滅します。あれは個人が出せる魔力の限界を超えている」
「フェイトちゃん!!」

なのはたちがデッキに辿り着いた。

「あの!!あたし急いで現場に「その必要はない!!」え?」
「放っておけばあの娘は自滅する」
「「「!?」」」
「仮に自滅しなくても、力を使い果たしたところで叩けばいい」
「でも!!」
「今のうちに捕獲の準備を」
「了解」
「私たちは常に最善の選択をしなければならない。残酷に見えるかもしれないけど、これが現実」
「そんな・・・」
「なのはちゃん」
「なのは」

モニターには疲労困憊で今にも崩れ落ちそうなフェイトが映し出される。

なのはは最後の頼みの綱で剛を見るが。

「・・・・・・・・・」

剛は黙っているだけで何も答えない。

これが現実なのかとあきらめかけたその時・・・・・・。

(なのは、行って)
「!?」

ユーノからの念話に驚いてユーノを見つめるなのは。

(僕が何とかするから、行ってあの娘を・・・)
(でも、ユーノくん。わたしがあの娘と話したいのはユーノくんとは何の関係も・・・・・)
(そうだね。だけど、僕はなのはが困っているなら力になりたい。君が僕にそうしてくれたように・・・・)

そして、ユーノの背後のゲートが起動する。

そこになのはと龍一は飛び込んだ。

「君は!!」

クロノが止めようとしたが・・・・。

「チェーンバインド・エルキドゥ!!」

その前に、ユーノの長大なチェーンバインドがデッキ内を縦横無尽に駆け巡り、なのはと龍一の元へ行かせまいと立ち憚る。

「ごめんなさい!!高町なのは、指示を無視して勝手な行動を取ります!!」
「後は任せたよ、ユーノ」
「龍一のマンガにあったこのセリフ、一回でいいから言ってみたかったんだ・・・・・・『ここは僕に任せて先に行け』ってね!!」

ユーノは座標計算を終え、転移魔法を起動させる。

「ま、待て!!」

クロノが叫ぶがその肩を剛が掴み、首を左右に振り否定の意を示す。


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