無印編
共同戦線
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でも、名家の秘密主義はまだ強く残っているため、ある程度一族の魔法が公表されても、その秘奥中の秘奥は決して明かさない。だから、魔法業界では相手の魔法の秘密を無理に探ることはマナー違反とされているので注意してくれ」
一通り説明し終えたところで、ちょうどいい時間になってしまい龍一を待たせている剛はそのまま帰ってしまった。
翌日、アースラにユーノから通信で管理局に協力したいと言う旨の通信が入ってきた。
どうやら、なのはの両親は許可したようである。
これはある意味彼女の家庭環境に問題がある。
高町家は『自分で決めたことに責任を持って行うのであれば、基本的には干渉しない』と言ったいい意味での放任主義であった。
また、彼女は過去に、士郎の怪我や店の経営の問題によって長期間一人ぼっちで放置されていたことがあり、家族に迷惑を掛けないように『良い子』を務め続けた結果、我儘を言えない子供になってしまった。そのなのはが初めて口にした『我儘』に士郎たちが強く反発できなかったのも大きいだろう。
ユーノはなのはの魔力が有効な戦力になることを交渉材料にリンディと交渉し、リンディも『指示には絶対に従うこと』を条件に承諾した。
所変わって、艦長室ではリンディが頭を悩ませていた。
「はあ〜〜。まさかなのはさんの両親が許可するとはね」
「士郎殿の家は代々要人護衛を生業としてきた一族。これくらい大して危険ではないと無意識に感じているのかもしれないな」
リンディのつぶやきに、剛が答えた。
「だから、始めから封印処理を施してしまえばよいものを」
「それでは悔恨が残るだけです。私たちの目の届くところに置いておくのが一番だと判断しただけですよ。しかし、どうしましょう?彼女に何を協力させれば・・・」
「ふむ・・・・・・私にいい考えがあるのだが」
「本当ですか!?」
「ああ。こういうのではどうだろう?」
そして剛はリンディに計画を告げた。
果たしてその内容とはいかなるものであろうか?
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