第八話
[1/4]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
俺はゴーレムに放ったサンダースマッシャーで精神力を使い果たし、何とかその場からは逃れた物の、写輪眼の反動ですでに限界。
この事件の詳細は俺はこれ以上知る事は出来なかった。
何故なら俺はあの後気を失って丸一日寝ていたのだから。
ソラはそんな俺の側で看病していてくれた。
俺が目を覚ました時には既にタバサ達は出発していて後を追いかけることも出来なかった。
だから俺はアルビオンで何があったのかは知らない。
ウェールズは原作通り死んだのか、それともあのオリ主やろうが生かして匿ったりしているのかも…
タバサ達を見失った俺達は、一足先に学院へと戻る事にした。
アルビオンに出向いた所で地理に詳しくない以上合流できる確率は殆どないからね。
その後、誰一人欠けることなく学院に戻ってきた様子に俺は心底ほっとしたものだ。
だって今回も些細な事象の変化で今度はタバサ達が命の危機に陥ったのだから…
ホント勘弁してください…
こうして姫殿下からもたらされた騒動は一応の解決をえたのだった。
アルビオンがクロムウェルの手に落ち、本格的にアンリエッタ姫殿下とゲルマニア皇帝との婚儀が締結されるようだ。
最近、学院に戻ってきたルイズの手に古びた装丁の本を開いている様子をうかがうことが多くなってきた。
どうやらアンリエッタの婚儀で使う詔を考えているらしい。
つまるところ、あの本が始祖の祈祷書。
更に数日が経つとルイズはサイトを自室から追い出してしまった。
どうやら本格的に喧嘩してしまったようだ。
ルイズをたしなめるマルクスをよく見かけるが、どうにも聞き入れてくれては居ないらしい。
サイトはヴェストリの広場の片隅でテント生活を送っている。
それを見かねたキュルケがサイトを誘い宝探しに出かけていった。
マルクスも一緒について行ったようだが、今回は俺は知らん。
マルクスもゼロ戦を持ち帰ってくるつもりだろうからそうそう原作の改変などはおこなわないだろう。
シエスタの祖父の墓石の文字を読んだりはしてそうだが…
更に数日が過ぎるとなにやら学院が騒がしい。
確かめてみると、どうやらサイトたちは無事にゼロ戦を手に入れたようだ。
しかもここまでのゼロ戦を運んできた竜騎士達への運賃は、領地経営でかなり儲かっているマルクスが立て替えている。
太っ腹な事で。
学院に運び入れたゼロ戦はコルベール先生の研究室と言う名の掘っ立て小屋へと収納される。
コルベール先生の知的好奇心で興奮するさまはドクターを思い出される。
そう言えば最近会っていないな。
しばらく距離を置いていた事が幸いしたのか、ルイズとサイトはようやく仲直りしたようだ。
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ