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テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー3 ―そして、僕の伝説―
第七十話
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中で出来る限り理解していく。…確かにあのエラン・ヴィタールは下から見ただけでも結構な大きさだった。特殊な状態で今まで近付けず、あの場所が一体どんな場所なのか探索できてもいないので初めて行く場所である以上、何が起こり、何が居るのかも全く分からない。それなら出来る限り、ディセンダーであるメリアは確かに無傷でラザリスの元へと届けたい。

「それでその……『決戦組』と『補助組』はどう分けるの?」

「それならもうある程度決まっているわ。……『決戦組』はメリアを主にして衛司、カノンノ、ニアタ…それとヴェイグよ。他の皆は『補助組』に回ってもらうつもりよ」

「私と衛司が……決戦組に……!?」

僕の問いにアンジュは小さく頷くとそう静かに言葉を出し、カノンノは驚いた様子で声を出した。彼女が驚くのは何となく分かる。
世界を賭けた最終決戦……決戦組には出来る限り戦闘力の高いメンバーを入れるべきだ。それをまさか、僕とカノンノが任命されるとは少なからず思わなかっただろう。僕とカノンノにアンジュは真剣な表情で再び小さく頷くと口を開いた。

「私もそれなりに考えたんだけど……今多分、このアドリビトムで高い戦闘力を持っていて、尚且つメリアを最後まで支えていけると思った時、アナタ達しか考えられなかったの。ラザリスとの闘いは力だけじゃなく、精神力だって必要になるはずだから……その時はきっとアナタ達二人じゃないとメリアを支えてあげられないわ」

アンジュのその言葉を聞いて、僕は暫く考えるとなんとなく納得する。このラザリスとの闘いは……あくまで『ルミナシアを救う』事であって『ラザリス、ジルディアを倒す』という事ではない。単純に闘う力よりも、メリアを支えて補助する事が重要になるかもしれない。それなら少なくとも他の人がついていくよりも僕とカノンノがつき、メリアを安心させた方がいいだろう。

「うん……分かった。ニアタはリタ達と同様に解析を兼ねた道案内と考えて……ヴェイグはやっぱり……?」

「えぇ……まだ残っているサレとの決着の為よ。これはヴェイグ本人からの意志よ」

ニアタとヴェイグの同行の理由を考えて、ニアタはリタ達とエラン・ヴィタールの内部を解析しての道案内、そしてこの最後のルミナシアとジルディアの運命を見守る同行と分かり、ヴェイグの方を頭で認識しつつ確認するようにアンジュに問うと、アンジュはそれに小さく頷いて答えてくれた。
いまだに決着のついていない男──サレ。僕達の浄化で弱体化はさせたが、サレはその直後に撤退している。この最終決戦……サレのラザリスへの忠誠心から考えると、彼はきっとラザリスを守るべくラザリスの居場所の近くにいるだろう。
そして……そのサレとの最後の決着をつけるべく、ヴェイグが決戦組への参加を申し出たんだろう。

「……もうすぐ
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