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テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー3 ―そして、僕の伝説―
第七十話
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聞こうとした瞬間、アンジュが僕とカノンノを見てにっこりとした笑顔を作るとそう言葉を出した。僕とカノンノはその言葉の意味が上手く分からなかったが、少ししてその意味を理解して思わず二人で声を出して顔が熱くなるのを感じた。
というか……バレてたっ!?
「二人が同じ部屋で寝るって聞いた時から何か起こると思ってたけど……まさかあそこまで一気に進展するとはねぇ〜♪」
「な、な、なんでそ、その……バレちゃってるの……っ!?」
「全く……ウチの船だって一室一室に防音がついている訳じゃないからね〜」
「ぇ……ま、まさか……」
「えぇ、バッチリ聞こえてました♪」
「「ぁ……うぁあぁぁぁぁ……っ!?」」
『にっこり』とした笑顔を『ニヤニヤ』としたものに変えて、顔を赤くしてあたふたとしている僕達にそう淡々と言っていくアンジュ。そのアンジュの言葉に僕とカノンノは更に顔に熱が入っていくのを感じて思わず揃ってその場で顔を手で覆って声を上げてしまう。
聞こえてたって……クソっ……ホールに来るまでの道で会う皆が僕達を見て顔を赤くして顔を逸らしたり、嫌に顔をニヤニヤさせて『おめでとう』とか言ってきたりしたのはこういう事だったのか……っ!
……ていうかソレも考えたら思いっきりバレてるじゃんっ!?
「全く……二人でお互いの名前を呼び合いながら愛し合うのは構わないけど、ウチにはまだ小さい純情な子達もいるんだから程ほどにしなさいね」
「ぅ……ぁ、はい。……努力、してみます……」
「ぁぅぁぅぁぅぁぅ〜……」
「……アナタ達が無事に帰ってきたら、前向きに部屋の防音制をあげることを考えてあげるわ」
恥ずかしさで真っ赤になってアンジュの言葉に答えにくそうに頷く僕と、その場で顔を手で覆ったまま悶えるカノンノ。そんな僕達を見ながらアンジュはそう言葉を出すと、ニヤニヤとした表情を溜め息一つの後、真剣なものへと変えた。
「さて……これからの事だけど、私達アドリビトムは昨日言ったとおり皆の準備が整い次第、『エラン・ヴィタール』に突入します。そこで私達がやるべき目的は……ラザリスがいるであろう場所に向かうディセンダーであるメリアを主にした『決戦組』とそこに向かうまでの道を確保する『補助組』に分かれて行動をします」
「『決戦組』と『補助組』……?」
「えぇ……エラン・ヴィタールは遠目から見ただけでも大きな場所と分かるわ。だから突入次第、研究組とセルシウスが協力してエラン・ヴィタールを解析してラザリスの居場所を捜すから、主戦力であるメリアは出来る限り無傷でラザリスの居場所に向かわせたいの。行って何が起こるか分からない以上、こうやってメンバーを分断してそれぞれ行動させようと考えてるわ」
アンジュの淡々と出していく説明を僕は頭の
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