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ルドガーinD×D (改)
二話:迷子?
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まあ、それは学園生活を送る中で考えてくれたまえ、恩人に対して無理強いなどしたくはないからね。」

そう言って爽やかな笑みを浮かべるサーゼクス様とその横で溜息をつくグレイフィアさん
……何だかグレイフィアさん苦労してそうだな。

「ひとまず話しはここまでにしましょう、食事の用意が出来ていますのでそちらを食べてからにしましょう。ルドガー様は服を着替えてからお越しになってください、外に出れば使いの者がおりますのでその者にご案内させます、では一先ず私たちは失礼します。」

そう言って優雅にお辞儀をして去っていく二人を見送り
俺は言われた通りに服を着替え部屋を出ようとしてはたと足を止める。

「いや、やっぱ可笑しいだろ!?」
そこで上に戻る。


―――――――・・・




取りあえず考えてもしょうがないので食事を食べるために案内された場所に行くと
ミリキャス君がいた。

「ルドガー様!!」

俺を見つけるなり笑顔でこちらに駆けてくるミリキャス君、正直かなり癒される。
これでしばらく俺は闘える!!

「ケガはなかったかい?ミリキャス君」
「はい!!ルドガー様が助けてくださいましたので!!」
「そうか、俺も頑張ったかいがあるよ。」

そう言ってミリキャス君の頭をポンポンと叩いてあげる、
そうするとさらに嬉しそうに笑ってくれた。
ああ……エルもこんな感じに笑ってたな、今も笑ってくれてることを祈ろう。

「どうしたんですか、ルドガー様?」

ちょっと、感傷に浸っているとミリキャス君が心配そうに見つめてくる。

「何でもないさ、ちょっと考え事をしてただけさ。」
「そうですか……あの!!ルドガー様にお願いがあるのですが!!」
「何だい?」
「神器を見せていただきたいのですが……」

そう言ってもじもじとするミリキャス君。
くっ…!!なんて破壊力だ!!
あちらでサーゼクス様が鼻を抑えているのがいい証拠だ!!

「ああ!!」

こんな風に頼まれて断れるわけがない、もちろんOKだ!!
剣や銃、ハンマーを創り出して次々にミリキャス君に見せていく。
ミリキャス君は目をキラキラと輝かせて
もっととせがんでくるので俺も調子に乗ってドンドン出していく。

それとやっていて気づいたんだが
どうやらこの神器は俺が望んだ武器は基本なんでも作れるらしい。
そういうわけなのでミリキャス君には記念に
キャットテールをプレゼントしてあげると満面の笑みで喜んでくれた。
ああ……癒されるな本当に……。

結局その後、ミリキャス君におだてられて調子に乗った俺は高校の事を完全に
忘れていたのだった。
はっ!!まさか、これはサーゼクス様の策略なのか!!?


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