二話:迷子?
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「それだけのことを当たり前に出来るものは存外少ないものだよ……そういえばまだ君の名前を聞いていなかったね、すまないが名前を聞かせては貰えないだろうか?」
「ルドガー・ウィル・クルスニクです。」
ミリキャス君のお父さんにそう答える。
「ルドガー君か、いい名前だね、私はサーゼクス・ルシファー、この冥界で魔王を務めさせてもらっているものだよ」
冥界か……強ち地獄と言っても間違いじゃなかったんだな。
それにしても、ミリキャス君のお父さんは魔王だったのか……ん?魔王?
「えっと…魔王ってもしかして……あの魔王ですか?」
「君がどの魔王を思い浮かべているかは分からないが私は魔王だよ、そういえば君は人間だったね。悪魔については余り知らないのかな?」
愛想笑いを浮かべながらオリジンにもらった情報を思い出す。
検索結果;魔王・冥界を支配するもの、すごく偉い。
何と言うか……俺は身分の高い人と結構縁があるのだろうか?
と言うか、サーゼクスさんが魔王だということは
ミリキャス君は魔王子(?)になるのだろうか?
まあ、とにかく俺は偉い人と出会ったみたいです。
―――――――・・・
あれからサーゼクスさん―――サーゼクス様の方がいいか?
とにかく色々と話した結果、俺は駒王学園という高校に通うことになった。
………あれ?なんでこうなったんだ?俺はれっきとした社会人だよな?
しかも成人しているはずなんだが……あ!!
そういえば今の俺は見た目年齢、十五歳だったな。
それなら高校に通うのもある意味納得だな、うん………。
「いや、やっぱ可笑しいだろ!?」
どうしてこうなった!?
よし、ここはまず落ち着いて先ほどの出来事を思い出してみよう。
魔王や冥界についての説明を簡単に聞いたり
俺の神器が『武器創造』と言う名前の
武器を創りだせる神器だという説明を受けたりした後に
人間である俺がなぜ冥界にいたのか聞かれたので
正直に気づいたらいつの間にか居たと答えた。
そのあとサーゼクス様が『次元の狭間にでも落ちたのだろう。』
と呟いていたが何のことかわからなかったので適当に頷いておいた。
まあ、ここまではたいして重要なことじゃないだろ。
それから元いた場所に送り届けたいと言われたが
別世界にからきたので当然帰る場所などあるわけがないので
素直に
「帰る場所は特に無いのでそれはいいです、それよりも仕事を紹介してくれませんか?」
と言った、仕事を紹介してくれと言ったのはただ単に無職が嫌だったからだ、
また前みたいに『居候ってニートのことでしょ?』
と言われる羽目になるのはごめんだか
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