第6話 思い付きの異変
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かというと…執事が出れるわけないですよね…四季夜さん」
「「え?」」
「ほう…なぜそう思う」
「まず物事を思い出しましょう…単純ですよ…白黒魔女がナイフで刺されてるのに対してお嬢様は争った形跡がない…のにナイフが落ちている…そして首筋で見つけた小さな後…注射器を使用しましたね?それはおそらくお嬢様をなるべく傷つけないため…そしてあなたがナイフで刺した相手は殺すつもりはない…あなたの部屋から…液体タイプの睡眠薬と止血剤…鎮痛剤が見つかりました」
こんなあっさりバレるとは…さすが咲夜
「………全て正解だ」
「なぜ…四季夜さんが…」
「俺は暇だった…それだけだ」
「それだけで…他人にナイフを突きつけるなんて!あなたは教えてくれましたよね!このナイフは守る為に使えと!このナイフの輝きは!何かを守る為により一層輝くと!」
「そうだったな…」
「あなたが…魔理沙を…」
「すまない…殺すつもりはないんだ…ただ暇で…自分で異変を起こしたかった」
「こんなことごときが…異変?ふざけないで!暇つぶしに魔理沙は刺されたって言うの!」
「…そうだ…な」
「霊符!夢想封印!」
俺に飛んでくる夢想封印。
「ま、しゃーねーか…」
そう言葉を放った後俺は夢想封印にぶち当たった。
次に目をさますと……博麗神社だった。
「あら?起きたかしら?」
「あ、あぁ…」
「…あなた…魔理沙を刺してなかったでしょう?」
…その通りだ…俺は魔理沙を襲った日あれはマジックに使われる刺さったように見えるナイフだったのだ。
そして注射器を首にプスッだ。
「もとより殺すつもりはない」
「そう…それはよかったわ…殺してたらあなたがいくら死なない身だとしても封印してたから」
「そうか…」
「そろそろ魔理沙も起きるんじゃない?」
「あぁ…そろそろだろうな」
はぁ…今度はもっと困難な異変を起こしてやろう。
悲しいことにこの事件は異変ではなくイタズラの範疇で終わってしまったようだ。
「ま、いつまでもここにいるのもなんだし帰るよ」
「えぇ…あ!あと今度宴会するから来なさいよ」
「わかった…お嬢様に伝えとくよ」
そういって俺は霊夢の前から消える。
「次は…絶対異変を起こしてやる…」
心に変な誓いを立てる四季夜であった。
また館に帰ると全員からこっ酷く叱られた。
早くも回復していたレミリアお嬢様にグングニルの槍を投げられたりフランお嬢様にレーヴァテインで追いかけられたり多量のナイフが咲夜から飛んできたり図書館を通った際うえから小悪魔が本を落としてきたりパチュリー様からアグニシャインが飛んできたりしま
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