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ルドガーinD×D (改)
一話:ここ異世界?
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もあれこの世界がどういうものなのかは理解できた。

「オリジン、ありがとう、大体分かった。」
『お礼は別にいいよ、僕は君にこの世界で生きてもらいたいからね。』
「本当に変わった精霊だなオリジンは。」

ミラも大分変ってはいたがオリジンも大概だよな。
クロノス?あんな猫耳を持ってるくせに見ていてイライラしかしない
精霊のことはなんか知りません。猫耳はやはり猫以外に付けるべきものじゃない。
折角の癒し成分が台無しになるからな。

『ふふふ、クロノスからもよく言われるよ―――あ、言い忘れてたけど調整ミスでルドガー君の見た目、十五歳位になってるから。』
「は?」

慌てて見てみると確かに手は若干小さくなり心なしか肌の張りが良いように見える。
て、あれ?俺って二十歳時点で肌に張りが無くなってたの?
ちょっとショックだ。……やっぱり借金のせいか?リドウめ……!!

『一生そのままってわけじゃないから安心して普通に成長していくから。』

文句を言おうとしたがオリジンの言葉に胸を撫で下ろす。
いや、別に若返ったこと対しては特に文句はないんだけどな?
文句を言うのはお約束みたいなものだろ?

「ようするに十五歳に戻ったと思えばいいんだな?」
『そう思ってくれて構わないよ……そろそろこの世界に干渉するのも難しくなってきたから消えるよ、最後に何かあるかい?』

最後か……うーん、いろいろと聞きたいことはあるけどやっぱり一番はあのことだな。

「みんなやエルは元気か?」

そう、みんなとエルのことだ。
因みに内訳はエルが80%、みんなが20%だ。
別にみんなが嫌いなわけじゃないぞ?ただ、エルが大切なだけだ。
ロリコン?いいえ、エルコンです。

『ふふ、君はやっぱりお人よしだね、自分ことより他人だもんね。』

まあ、ジュード程じゃないが俺もお人好しだな。
え?どっちも同じ?………細かいことはいいんだよ!!

「まあ、それが俺だな、それで?」
『うん、みんな君のことをしっかり乗り越えて前に進んでいるよ。エルもしっかりと前に進めてる。』
「そうか……。」

みんながんばってるんだな……それにエルも……
俺もこの世界で精いっぱい生きていこう!!!
それと折角なんだし、今まで出来なかった
自家製トマトで料理を作ってみたいな、うん。

「ありがとうな!!オリジン」
『うん、それじゃあね、ルドガー君、君の人生に精霊の加護がありますように。』

そう言い残してオリジンは俺の頭の中から消えて行った。

「さて、行くか。」

俺はポケットから自分の時計を取り出し祈るように額に当てる。
そして今度は兄さんの時計を取り出し見守ってくれるように祈る。

「兄さん……まだそっちには行けそうに
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