番外編 風見幽香とタイマン!&主人公設定
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か…こりゃ回復するまでちょいと時間がかかるな」
俺は折れた右足を力なく下げ左足に力を込める。
俺は殴るより蹴るの方がしっくりくる。
もとより足は長い方だしな。
見よ!この全力ケンケン!
相手は呆れてるみたいだけどな。
俺は残った左足で高速の蹴りを連発した。
全て防いでいく風見幽香…。
へっへっへ…俺の右足は回復したぜ…この右足で不意打ちを…。
お主も悪よのう。
いえいえ…あなた様ほどではこざいませぬ。
と心の中で一芝居打ったところで右足を思いっきり腹へ叩き込む。
よし!通った!
確かに当たった手応えを感じる…このまま振り抜いて!?
「振り抜けない…んな馬鹿な…」
「そんな力で私をふきとばせると思う?」
マズイ!
俺は急いで距離をとる。
その瞬間俺の顔があったところに風見幽香の拳が通る。
「あっぶねー!殺すつもりか!」
「あら?殺し合いって約束じゃ無かったかしら?」
「あ?そうだったっけ?じゃあ殺していいよ」
「え?いいの?」
「そんな驚いたように聞かなくても…ま、行くよ!」
次は遠心力を最大限に加えた俺の蹴りだ!俺の足が耐えれるか風見幽香が負けるかの2択!さぁどっちだろうな!
「はぁー!せい!全力の回し蹴りだこのやろう!」
俺の蹴りは避けた風見幽香を通り過ぎ地面を砕いた。
「あら?さっきまでとはまるで違う…これは私も当たったら怪我するわね」
地面を砕いても耐えた俺の足!よくやった!
1人違う方向で構えていた男がいるのはナ.イ.シ.ョ?
地面を蹴り抜いた足を軸にして逆の足で回し蹴りを放つ。
もちろん遠心力を底上げして。
「くっ!避けきれないわね…なら!迎え撃つまでよ!」
俺の足と風見幽香の拳が激突する。
負けたのは………両方だった。
足をへし折った風見幽香の拳と拳を砕いた俺の足。
両方が弾ける。
「く〜〜…痛ったい…久しぶりだわ…」
「いてぇ…いてぇ…まぢで!」
片方は拳を足で挟みもう片方は片足を上げてピョンピョン…。
周りから見れば相当シュールな絵になってるだろう…。
「まだ…やる?」
「いや…あんたの拳が悪化したら嫌だしやめとく」
「あら?負け惜しみかしら?」
「まけてない!あんたこそ拳砕かれて今どんな気持ち?ねぇどんな気持ち?」
「「……絶対負けない!」」
変なところで意地の張り合いをしているところを見ると2人は似た者同士なのかもしれない…。
日も落ちかけた頃…ボロボロの二人が立ち尽くしていた。
「はぁ…はぁ…はぁ…四箇所折った」
「はぁ…くっ…私は六ヶ
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