暁 〜小説投稿サイト〜
Supernatural power
番外編 風見幽香とタイマン!&主人公設定
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
か…こりゃ回復するまでちょいと時間がかかるな」

俺は折れた右足を力なく下げ左足に力を込める。

俺は殴るより蹴るの方がしっくりくる。

もとより足は長い方だしな。

見よ!この全力ケンケン!

相手は呆れてるみたいだけどな。

俺は残った左足で高速の蹴りを連発した。

全て防いでいく風見幽香…。

へっへっへ…俺の右足は回復したぜ…この右足で不意打ちを…。

お主も悪よのう。

いえいえ…あなた様ほどではこざいませぬ。

と心の中で一芝居打ったところで右足を思いっきり腹へ叩き込む。

よし!通った!

確かに当たった手応えを感じる…このまま振り抜いて!?

「振り抜けない…んな馬鹿な…」

「そんな力で私をふきとばせると思う?」

マズイ!

俺は急いで距離をとる。

その瞬間俺の顔があったところに風見幽香の拳が通る。

「あっぶねー!殺すつもりか!」

「あら?殺し合いって約束じゃ無かったかしら?」

「あ?そうだったっけ?じゃあ殺していいよ」

「え?いいの?」

「そんな驚いたように聞かなくても…ま、行くよ!」

次は遠心力を最大限に加えた俺の蹴りだ!俺の足が耐えれるか風見幽香が負けるかの2択!さぁどっちだろうな!

「はぁー!せい!全力の回し蹴りだこのやろう!」

俺の蹴りは避けた風見幽香を通り過ぎ地面を砕いた。

「あら?さっきまでとはまるで違う…これは私も当たったら怪我するわね」

地面を砕いても耐えた俺の足!よくやった!

1人違う方向で構えていた男がいるのはナ.イ.シ.ョ?

地面を蹴り抜いた足を軸にして逆の足で回し蹴りを放つ。

もちろん遠心力を底上げして。

「くっ!避けきれないわね…なら!迎え撃つまでよ!」

俺の足と風見幽香の拳が激突する。

負けたのは………両方だった。

足をへし折った風見幽香の拳と拳を砕いた俺の足。

両方が弾ける。

「く〜〜…痛ったい…久しぶりだわ…」

「いてぇ…いてぇ…まぢで!」

片方は拳を足で挟みもう片方は片足を上げてピョンピョン…。

周りから見れば相当シュールな絵になってるだろう…。

「まだ…やる?」

「いや…あんたの拳が悪化したら嫌だしやめとく」

「あら?負け惜しみかしら?」

「まけてない!あんたこそ拳砕かれて今どんな気持ち?ねぇどんな気持ち?」

「「……絶対負けない!」」

変なところで意地の張り合いをしているところを見ると2人は似た者同士なのかもしれない…。




日も落ちかけた頃…ボロボロの二人が立ち尽くしていた。

「はぁ…はぁ…はぁ…四箇所折った」

「はぁ…くっ…私は六ヶ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ