マクロスF
0784話
[5/5]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
を見上げるシェリルだったが、そこに割って入る声があった。
「あのね、気分を盛り上げているところを悪いんだけど私達の事を忘れないでくれないかしら」
「うむ、私達にしてもアクセルと過ごす夜は1年半ぶりなのだからな」
「そうね。今日はシェリルの記念日ではあるけど、同時に私達が行方不明になっていたアクセルと再会した日でもあるんですもの」
「その、なんだ。私が原因である以上はあまり偉そうに言えた義理ではないのだが、それでも私としても久しぶりにアクセルと夜を過ごしたいと思うんだ」
レモン、コーネリア、マリュー、スレイの4人がそれぞれにそう告げるが、それを聞いていたシェリルがどこか拗ねたように口を開く。
「アクセルから指輪を貰った記念日なんだから、少しは譲ってくれてもいいでしょう」
「それを言うなら、私達だって譲って貰いたいわよ。……まぁ、さっきも言ったように本気でアクセルの相手をするのならこっちもある程度の人数が必要なんですけどね。……シェリル、貴方も今夜はアクセルの本当の姿を知る事になるわ。覚悟はいいわね?」
「も、勿論よ」
脅かすようなレモンの言葉に、シェリルがそれでも引かずに頷きを返す。
それを見て満足そうに笑みを浮かべたレモンは、そっとシェリルを抱きしめるようにして引き寄せ、俺と共に寝室へと連れて行く。
……この夜、俺は色々な意味で頑張る事になり、結果的にシェリルはあっさりとレモン達に溶け込む事に成功する。
ベッドの大きさが寝室の半分近くである事を感謝する夜だった。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ