第七話
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「………」
呟くキュルケと何が起きたか確認しようとするタバサ。
「ソラ!」
俺は机の下で待機していたソラに向って叫ぶ。
俺の掛け声に頷いたソラはルナを握りしめ立ち上がる。
俺はそれを確認すると吹き飛ばされたワルドへ向い走り出した。
それを追いかけるようにソラも店の外へ。
「ゴーレムを頼む」
「うん」
俺の頼みに頷くソラ。
それを確認して俺はワルドに向き直る。
「君達はいったい誰だね?私たちは君達には用は無いのだが」
その質問に俺は答えずにソルを構える。
ガンダールブのルーンと強制発動してしまっている写輪眼。
ヤバイ。どんどん精神力が削られていく。
戦闘はもって後2分。
俺は駆け出してワルドとの距離を詰め一気にソルを振り下ろす。
『サイズフォルム』
鎌の形に変形したソルからブレイドの呪文で形成された刃が飛び出る。
「ぬっ?」
予想外だったはずの俺の攻撃にしっかり対応して自分もブレイドで受け止めるワルド。
その後も俺は強化された肉体でソルを振り回し、ワルドを攻撃する。
しかしその攻撃の総てに対処しつつさらに呪文の詠唱を開始するワルド。
「デル・イル・ソル・ラ・ウィンデ」
詠唱の完了と共に杖を突き出し空気のハンマーがその杖から放たれる。
俺は直前で攻撃を避けるように空へ飛び上がりワルドの攻撃を避けた。
攻撃を避けられたのはやはり写輪眼による動体視力の強化があってのことだろう。
ああっくそ!
強い!
強化されたはずの身体能力でソルを操り攻撃してみたがその総てを防がれ、その上で呪文を詠唱して反撃までされてしまった。
これほどの実力を持つワルドを圧倒したマルクスってどんだけだよ!?
同じ転生者としてちょっと不公平じゃないか!?
しかも本体じゃなくて偏在に翻弄されている俺。
かっこ悪い…
俺の残りの戦闘時間はこのままでは後1分と言ったところ。
その時間で勝負がつかなければ俺の負け。
『デバイスモード』
ブレイドを破棄し、斧の形態に戻す。
俺はソルを突き出すと魔法を形成する。
『フォトンランサー』
「ファイヤ!」
空中からワルドに向けて無数のフォトンランサー(偽)が襲い掛かる。
「な!?」
まさかフライを使いつつ俺が魔法を撃って来るとは思わなかっただろうワルドが一瞬硬直し、かわしはしたもののその動きが鈍くなる。
俺はその隙を見逃さず。
『リングバインド』
風の呪文で形成させた拘束の魔法でワルドの四肢を拘束する。
「うおおおりゃあああ」
『サイズフォルム』
再び変形するソル。
そ
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