第七話
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れた。
俺達は他の貴族の客と同じくテーブルの下に隠れてやりすごす。
その夜盗達をキュルケ、タバサ、ギーシュ、マルクスとワルドの五人が魔法で応戦している。
俺とソラもソル達を起動させ、一応はいつでも応戦できるように身構える。
すると2階の方からルイズを伴ったサイトが降りてきてマルクス達と合流した。
吹きさらしの外に巨大なゴーレムの足が見える事からどうやらフーケは無事に脱獄したらしい。
暫くマルクス達は魔法で応戦していると、ワルドが低い声で提案する。
「いいか諸君。このような任務は、半数が目的地にたどり着ければ、成功とされる」
その言葉を聞いたタバサは自分と、キュルケ、ギーシュを杖で指して「囮」と呟いた。
それからワルドとルイズ、才人を指して「桟橋へ」とも。
「ちょっとちょっと、マルクスはどうするのよ?」
キュルケがタバサに訊ねる。
タバサは自分で決めてといった視線をマルクスに投げかける。
「僕はルイズ達に着いていこう」
そして、タバサ、キュルケ、ギーシュを残しルイズ達は裏口から桟橋へと向かった。
残されたキュルケ達は頭を使い反撃に出た。
厨房からギーシュのゴーレムが油の入った鍋を持ってきて入り口に向って投げつける。
散らばった油に向かいキュルケが魔法で着火し、夜盗を追い払う。
「見た?わかった?あたしの炎の威力を!火傷したくなかったらおうちに帰りなさいよね!あっはっは!」
キュルケは調子に乗っている。
「よし、ぼくの番だ」
キュルケにいいところを取られたギーシュがワルキューレを操り夜盗に突っ込ませようとした時入り口が轟音とともに無くなった。
立ち込めた土煙の中にゴーレムの影がたち込める。
「あちゃあ。忘れてたわ。あの業突く張りのお姉さんがいたんだっけ」
「調子にのるんじゃないよッ!小娘どもがッ!まとめてつぶしてやるよッ!」
キュルケがフーケを挑発する。
その後ギーシュが大量の花びらを練成、それタバサが風の魔法で操りフーケのゴーレムに付着させる。
それを錬金で油にかえフーケのゴーレムに浴びせかけた後、キュルケが『火球』で着火した。
一瞬で発火して火達磨になるフーケのゴーレム。
「こしゃくな」
「何を苦戦している」
炎に包まれたゴーレムの横に、仮面を被り黒いマントを着た男性が立っていた。
男は杖を構えフーケのゴーレムに向けて風の魔法を掛けた。
男のかけた魔法はフーケのゴーレムにまとわり着いた炎をその風の力で吹き飛ばした。
「ち、助かったよ」
「手伝おう」
そう言って店の中に入ってくる男。
「あの仮面の男。強い」
「タバサ?」
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