第七話
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そして、その後をつけるように現れたギーシュ。
ルイズの扉に張り付くと耳を引っ付け聞き耳を立てている。
更にそのギーシュを付けて来たマルクス。
コイツの魂胆は読める。
タイミングを見はかりギーシュをだしにしてアンリエッタに接触。
その勢いでルイズ達と一緒に行動するつもりなのだろう。
暫く様子を伺っていると、そろそろかとあたりをつけたマルクスがギーシュに声をかける。
「ギーシュ。こんな所で何をしている?」
こんな所…女子寮だが、そんな事を言ったらお前もだろう?いや…その点では俺もか。
「え?あ、マルクスか?」
不意に掛けられた言葉にぎょっとなって振り返ってギーシュが言った。
かなり大きな声で話していたのだろう。
ガチャ
その声に気が付いたであろうルイズがドアを内側から開けた。
「あんた達何やってんの?」
「いや、その、これはだね」
ルイズの問いかけにギーシュはあわあわしながら返答する。
そんな受け答えをした後2人は部屋の中へとルイズに引きずりこまれていった。
翌日、アンリエッタ姫殿下の密命を受けたルイズ、サイト、ギーシュ、マルクスの四人と、アンリエッタの命を受けたワルド子爵を含めた一行はアルビオンへ向けて旅立っていった。
馬は使わず、ワルドのグリフォンとマルクスの大火竜に別れて乗り、目的地を目指している。
ルイズはワルドのグリフォンに同乗しているところは原作と変わらないが、サイトとギーシュは大火竜の背に乗っている。
俺とソラもドラゴンに変身して高高度から後を追いかけている。
大地を行くグリフォンは豆粒ほどの大きさだ。
馬では無い分、旅の行程は原作より速いのではないだろうか?
それでも予定調和のように一行は夜盗に襲われている。
応戦しているサイト達。
すると後方から現れた風竜。
その背に跨るタバサから攻撃魔法が夜盗目掛けて飛んでいく。
夜盗を蹴散らし無事にルイズ達に合流したキュルケたち。
2人を加えた一行は急ぎ港町、ラ・ローシェールに向っていった。
町に着いた一行はその日の宿を求め『女神の杵』亭へと赴いた。
そこで二日ほど滞在する予定のようだ。
船の出港の都合上、出発は二日後になるからだ。
俺とソラも無事にラ・ロシェールに入り、フードを深く被り、変装すると堂々とルイズ達が泊まっている『女神の杵』亭へと入り、宿を取った。
翌日、朝も早くにサイトはワルドに連れられて錬兵場へとやってきていた。
ワルドに立会いを申し込まれたらしい。
この辺は原作通りだ。
錬兵場で待っていたのはルイズとなぜか一緒にいたマルクス。
ルイズとマルクス
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