第一章
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うことですね」
「そういうことよ。さて」
また言う彼女だった。
「もうこの本社の誰もが知ってるけれど」
「間宮さんの叔父さんも」
「社長さんも」
つまり自分の姪を秘書にしているわけである。確かに血縁者の採用だがそれでも彼はあえてそうしているのだった。その理由も話される。
「将来我が社の知恵袋となる間宮さんの英才教育の為に置いてるけれど」
「それで社長は気付いてるのかしら」
「ああ、気付いてるわよ」
ここでこう言われるのであった。また秘書の一人が言ったのだ。
「この前ね。専務とお話をしてるの聞いたんだけれど」
「専務と?」
「それでどうなの?」
「斉藤さんと間宮さんはそお互い好き合ってるんじゃないかって」
そうではないかというのだ。
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