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世界を超える保持者とα
第二
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には恐らく、帝国の兵士がいますから・・・中立国相手ですから、手薄だとは思
いますけど」

なるほど確かにそうだ。砦を築こうとするぐらいだ。国境に人を置くぐらいするだ
ろう。

「でも、僕も多少の兵士ぐらいだったら相手できますから!さっきみたいな高位の魔法使いには手が出ませんが、並の魔法使い相手なら、戦う術はあります!」

足でまといにはなりません、と意気込むカイル

シャガルから見れば大して魔力も感じず、運動能力もないように見える

(なにか、あるんだろうな)

とりあえず今は、それで納得することにした

「よし、じゃあ手薄なところを探して、突破しよう。期待してるぞ?そのとってお
きに」

「はい!」

目的地は、アリアドネーに決まった。

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