第六話
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ルケ、タバサは何発か魔法を当てた後、不利を悟ってシルフィードに跨り空へと退却。
ルイズはここぞとばかりに慣れない魔法を行使しようとルーンを唱えるがやはり失敗。
襲い掛かるゴーレムの攻撃から間一髪でサイトが助けに入り、そのままルイズは助けに降りてきたタバサの風竜に乗せられた上空へ。
「マルクス!サイト!」
風竜に連れられながらルイズは叫ぶ。
マルクスはサイトと一緒に地上に残ったようだ。
「悔しいからって泣くなよ馬鹿、何とかしてやりたくなるじゃねえかよ」
サイトが剣を構えゴーレムをにらめつける。
「本当だね」
同意するマルクス。
「何か作戦はあるか?」
サイトがマルクスに問う。
「そうだな、でかいの一発お見舞いしてやるから前衛を頼めるかい?」
「へ、了解」
了承の言葉と共にサイトはゴーレムへ掛ける。
その場に立ち止まりルーンの詠唱に入るマルクス。
上空では破壊の杖を持ち、タバサにレビテーションを掛けられて降りてこようとしているルイズ。
しかし。
「サイト君どきたまえ」
「おう!」
素早く距離を取るサイト。
「アルティメットフレア」
振られた杖の先から強大な炎の渦がゴーレムに直撃、跡形も無く消し飛ばす。
その爆風は凄まじい。
火・火・火・火のスクウェアスペル。
しかも使い手が尋常では無いためその威力は他の者が使うよりも遥かに強大だ。
その爆風に煽られ落下途中だったルイズはタバサのレビテーションの効果を途切れさせられて飛んでいく。
マジか!?
さすがにあのまま地面に叩きつけられたら死ぬような高さだぞ!?
タバサ達も爆風に煽られて体制を崩してしまってとてもルイズを助けるのに間に合わないし、サイトとマルクスは爆煙で見えていない。
俺は一瞬でドラゴンの姿になり空中を駆る。
「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
絶叫を響かせて落下していくルイズ。
俺は何とか空中でその身を掴み、地面との激突を回避する。
「ぁぁぁぁぁぁぁぁっえ?」
地面との激突に恐怖していたルイズが何かにつかまれた事を感じ確認しようと後ろを振り返り、俺を見た。
ルイズが手放した破壊の杖は同じく飛んできたソラがキャッチしている。
俺は爆煙が張れる前にルイズを地面に無事に着地させる。
「銀色のドラゴン…」
ルイズの洩らしたその言葉にしまったと思いつつも、粉塵に紛れながら後退し、一瞬でその姿を猫に変えてその場を眩ました。
一体破壊されても諦めずに再度練成されたらしいゴーレムがまたもやサイト達を襲っている。
「っは、いけない。私はアレでゴーレムをやっつけるんだから」
ソラが
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