第六話
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ルクスの言葉に少し考え込むギーシュ。
「それもそうだね」
そう言ってバラを一振り。
すると一振りの剣が現れる。
いやここは別に干渉するところじゃなくね?
サイトは怪我しないかもしれないがルイズとの仲も進展し…なるほど。
そういう訳か?
「その剣を掴んだら決闘開始だ。よく考えてその剣を掴みたまえ」
現れた剣をサイトは何の躊躇いも無く握る。
その後の展開は語ることも無い。
ガンダールヴのルーンを発動したサイトがギーシュのゴーレムを切り刻み、追加で出した6体のゴーレムすら瞬殺。
ギーシュに剣を突きつけて決闘終了。
その後ルイズが「ちょっとだけ見直したわ」とか言っていたような気がするが、そんな事は些細なことだ。
今の所は原作と大きな食い違いは無い。
だが、あからさまに原作に介入しようとしているマルクス。
こいつの行動如何によっては原作ブレイクも大いにありえる。
これは、これからも様子を伺う必要がありそうだ。
それからも学院で見かけるサイトの扱いは酷い物がある。
鞭は振るうわ、頭を踏みつけるわ、虐待もいい所。
まあ、本人にしてみれば人間ですらなく使い魔と言う事なのだろうが。
ライトノベルやアニメならば笑って見ている所だが、実際それを目の当たりにするとアレに惚れる奴の気が知れないくらい傲慢だ。
まあ、アレが普通の貴族の対応なのだろうけれど、元日本人としてはアレは無い。
恐らくサイトはルーンの効果と度重なる重度の危機によるつり橋効果でもあってあのルイズに惚れたと勘違いしたんじゃなかろうか?
様子を伺うにキュルケはサイトに興味を持ったようだ。
キュルケならマルクスに興味があるだろうと思っていたが、マルクスがキュルケ本人には余り興味が無い様子。
むしろタバサにモーションを掛けている素振りがある。
このロリコンめ。
現実世界ではタバサは俺の嫁とかいってたに違いない。
決闘騒ぎのあった最初の虚無の曜日。
朝早くからルイズとサイトが馬に乗って出かけていった。
おそらく王都まで剣を買いに出かけたのだろう。
なぜかマルクスも馬で併走しているのが気になるが、まあ、デルフリンガー入手は大丈夫だろう。
過去、俺も買いに行こうか迷ったけど我慢したしね。
恐らくマルクスもそんな愚行には及ぶまい。
しばらくするとサイトたちを追う様に風竜が飛んでいった。
恐らくキュルケとタバサだろう。
これでフーケフラグは成立したか?
その夜俺は自室で休んでいると、
ドゴンッ
遠くで壁を壊す音が聞こえてきた。
ルイズの爆発だろうか。
翌朝、職員全員と
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