第六話
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禁じえませんでした。
テンプレ乙。
食事を終えると二年生は召喚した使い魔とコミュニケーションを取るべく学園の庭でお茶会を開いている。
俺は今日も猫に変身してその光景を観察している。
隅の方で観察していると頭上から俺に声が掛けられた。
「あら、こんなところで使い魔を一人にして置くなんて。いったい誰の使い魔かしら?」
上を向くと赤毛のボイン…キュルケが俺を見下ろしている。
「ご主人様とはぐれたのかしら?私が連れて行ってあげるわ」
そう言って俺を問答無用で抱き上げる。
キュルケに抱き上げられて連れてこられたテラスで俺はキュルケの膝の上に乗せられている。
「あなた、いったい誰の使い魔なのかしら?それとも野良?」
そう話しかけながら俺の毛並みを撫でている。
ヤバイこれは気持ちいい。
は、いかんいかん。目的を忘れるな!
サイトの方をみると、原作通り給仕の真似事をしている。
その後ギーシュとのひと悶着の後原作通りサイトとギーシュの決闘という展開になった。
その騒ぎの乗じて俺はキュルケの元を離れ、人型に戻る。
その後ヴェストリの広場に集まる生徒達。
と言うか三色のマントが混合している所を見るに授業はいったいどうなっているのだろうね…
俺も人型で事態の推移を確認できるからいいけれど。
騒ぎを聞きつけてソラもヴェストリの広場にやって来た。
「アオ…」
隣に居るソラが心配そうに声を掛けてきた。
「大丈夫、サイトは勝つよ」
「そう」
勝つだろうけど勝ち方までは保障できない。
何ていったってあのオリ主野郎が居るのだから。
テンプレ的展開ならば恐らく…
「とりあえず、逃げずに来た事は、褒めてやろうじゃないか」
「誰が逃げるか」
ギーシュの物言いに威勢良く応えるサイト。
「さてと、では始めるか」
そう言ってバラの形をした自身の杖を振るうと、花びらが1つ零れ落ち、一体の青銅で出来た戦いの女神、ワルキューレがその姿を現した。
「な、なんだこりゃ?」
目の前に現れた予想もつかなかった物体に慌てふためくサイト。
「僕はメイジだ、だから魔法で戦う、よもや文句はあるまいね」
「て、てめえ」
不利を悟ったのか少し萎縮するサイト。
しかし。
「待ちたまえギーシュ」
その会話に割り込む奴が居た。
「なんだい?マルクス。よもや止めるつもりかい?」
そう、オリ主、マルクスだ。
「いいや、だが相手は丸腰の平民。それを一方的にいじめるのはどうかと俺は思うがね」
「ふむ」
「だからここは彼に平民の武器を与えてやっても良いのではないか?」
マ
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