act3 キンジの初陣、アリアの願望、ゴジータの憂鬱
[1/2]
[8]前話 前書き [1]次 最後
それから目立ったこと(強いて言えばキンジがへまをしたことぐらい)もなくアリア、キンジ、そして俺の三者三様の奇妙な共同生活が幕を開けた。正直いってものすごく迷惑である。いくら小学生みたいな体型でも女子がこの部屋に住むというのは厄介なものだ。そもそもキンジが奴隷のなったのは百歩譲っていいとしても、同居人だからって俺までセットにされている。迷惑極まりない。
しばらくは何も事件が起きずに平和に流れていた........。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「まじかよ......。」
そうつぶやいたのはキンジである
「ようキンジ!そしてあばよ!」
そう叫んだのはキンジの数少ない友人でクラスメイトの武藤である。
キンジの自転車がチャリジャックによって大破して今もなお買い直していない。そして普段バスで行ってるのだがそのバスはたった今行ってしまった。
「歩きかよ....。ぜってぇ遅刻じゃねぇか....。」
そう嘆くキンジ。
ゴジータは既に寮を後にしており、キンジだけが取り残される形だった。
肩を落としながら、とぼとぼと雨の中歩き始めたキンジであった。
−−−−−−−−−−−−そして一時間近く歩いて強襲科棟前に到着する。
「ひでぇ雨だな。」
そう愚痴ったとき不意にキンジの携帯電話が鳴る。着信元はアリアだ。
「もしもし。」
「キンジ 今どこ?」
「強襲科とうのすぐそばだ。」
「丁度良いわ!すぐにC装備に武装して女子寮の屋上に来なさい!早く!」
「なんだよ、アサルトの授業は5時間目だろ?」
「授業じゃないわよ!事件よ!私が来るといったらすぐに来る!」
ブツッ ツーツーツー
−−−−女子寮 屋上−−−−−
「ゴジータ、お前も呼ばれたのか。」
「あぁ。授業で出払ってるところに連行された。」
「何があったんだ?」
「後で説明しよう。」
「レキ、お前もアリアに呼ばれたのか?」
「.......。」
しょうがなく肩をたたき
「アリアに呼ばれたのか?」
「はい。」
「いつも何の音楽を聴いているんだ?」
「音楽ではありません。」
「じゃあなんなんだ?」
「風の音です。」
「時間切れね。」
そう告げたのはアリアであった。
その後ヘリに乗り込み事件現場へと向かう
「バスジャックだって!?」
と驚愕の声を漏らすキンジ
「武偵高の通学バスよ。あんたの寮にも7:58に止まったやつ。」
「犯人は車内にいるのか?」
「分からないけどたぶんいるでしょうね。今回のも同一犯よ。あんたの自転車に爆弾を仕掛け
[8]前話 前書き [1]次 最後
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ