第5話 終焉
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「ハナセ!ハナセ!アイツコワスノ!!」
「なんで!あんたはあの人の主人じゃないの?!」
「主人よ?」
「じゃあなんで!」
さすがに不死とは言え腹を抉られるのは痛いな…。
「カハッさすがに…ゴブッ…早く…してください…お嬢様」
「えぇ神槍!スピア・ザ・グングニル」
俺の方向に向かって槍が投げられる…これは…死なないとは言えちょっと怖いな…。
槍があたる直前まで来た。
今!
「封門…死とひきかえは狂気!」
これは俺だけが使える…自然の力は死は操れない…だが死をひきかえはにはできる。
他人に死を与えられることで自然の力は使おうと思えばその代償に見合うものをひきかえにできる。
今回は死とのひきかえに狂気という感情を俺の心の中の門に封じ込めた。
人間は自然の生き物だ。
おれは自分自身を門と称して死を迎えるたびに何か一つを自分の門に封じ込める…または解放できる。
これは俺の…妖力でもなんでもない…霊力を使用した封印術…。
あらゆる門を使用し操る能力。
これを自然を操る能力を合わせて使う。
自然を操る力…門を使用し操る力…力を操る力…。
俺は何になりたいんだろう…。
ふと思った。
フランの顔がいつもの優しい顔に戻る。
「よか…た…よ…」
はぁ…もうそろそろ一回死ぬね。
意識がブラックアウトする。
……ここは…どこだ…。
真っ暗な視界…徐々に明るくなる。
「ここは…どこだ?」
「なにをいってるのよ…ここはあなたの執事室よ?」
「レ、レミリアお嬢様!何故ここに…」
「なぜって執事が倒れたら様子を見に行くのが普通じゃない?」
「…そうですか?」
「四季夜ー!!!」
あいだ!なに…が…へ?
「あら?フラン…ふふふ」
俺はフランに抱きしめられていた。
「な!フフフフフランお嬢様!なにをし、してるんですか?」
「だって四季夜死んじゃったって思ったから……」
そう言えば不死人ってフランには言ってなかったかな?
「すみません…フランお嬢様わたくしは不死人でございますゆえ死にはしません」
「じゃ…じゃあ四季夜とずっと一緒にいれるの?」
「そ…そうですが」
「じゃあ!フラン!四季夜と結婚するー!!!」
「「「なぁー!?」」」
ここにいたフラン以外の俺、レミリア、咲夜はこの時本気で驚いたと思う。
「フ…フランお嬢様…それはどういう意味で」
「?そのまんまの意味だよ?フランは四季夜と結婚するのー!!」
「いや…フランお嬢様!それは早すぎませんか?まだ早いですよ!」
「なんで早いの?フランい
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