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転生とらぶる
マクロスF
0783話
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て小さく呟きながら頷くシェリル。

「あら、もしかして紅茶は駄目だった?」
「いえ、紅茶は好きだから問題無いわ。ただ、さすがにアクセルの好みは知っているなと思っただけよ」
「ああ、なるほどね」

 シェリルの言葉に、納得したといった表情を浮かべるマリュー。
 それはレモンやコーネリア、スレイもまた同様だった。

「アクセルって食べ物の類にはそれ程うるさくないのに、飲み物には結構好き嫌いが大きいのよね。コーヒー駄目、アルコール駄目って」
「コーヒーはともかく、アルコールはしょうが無いわよ。貴方も聞いてるんでしょう? アクセルが貴方の世界に転移した理由を」

 クッキーを口に運ぶレモンの言葉に、シェリルは頷き紅茶へと口を付ける。

「転移してきた際の映像を見せられたわ」
「うっ……そ、そうなのか……」

 思わず言葉に詰まったのはスレイ。
 いやまぁ、俺が向こうの世界に転移した時の状況を考えれば、その前に何をしていたのかは明らかであり、同時にその相手として上がるのは当然この場にいる4人な訳で。

「ふふっ、スレイはこの手の事に慣れてないのね。顔が真っ赤よ?」
「う、うるさい! そっちだって……そ、そうでもない、のか?」

 からかうようなシェリルの言葉に顔を真っ赤にして言い募るスレイだが、それに対するシェリルの答えは余裕の笑みだった。

「ふふっ、あたしは1月程度だけどアクセルと暮らしていたのよ? 当然その手の経験も積んだに決まってるじゃ無い」
「……1人でアクセルの相手を?」
「? ええ、そうだけど」

 シェリルの言葉にチラリと俺に視線を向けてくるレモン。それが何を言いたいのかは分かっているので、そっと目を逸らす。

「ふーん、そうなの」
「どうかしたの?」

 俺とレモンの無言のやり取りに気がついたのだろう。不思議そうな顔をして尋ねるシェリル。

「そうね、その辺りの事も話しておいた方がいいでしょうね」

 こうして、シェリルとレモン達の話し合いが始まるのだった。
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