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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜青年と機動六課物語〜
第7話『第一回模擬戦 前編』
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まう。
あの時の……なのはを守ってやれなかった時のような思いはもうしたくない。
シグナム「……お前も難儀な性格をしているな」
ヴィータ「……ウッセ」
苦笑するシグナムをさっきのお返しと睨み付ける。あたしが何をしようとあたしの勝手だろ!
そして、またカズマの方を見ると今度はティアナに思いっきり蹴られて思いっきり吹っ飛んでいった。
シグナム&ヴィータ「………はぁぁぁぁ」
あたしとシグナムは肩を落としながら溜息をついた。不安という言葉を頭に過ぎらせながら…。
sideカズマ・キサラギ
色々………本当に色々あって現在シミュレーターまで移動していた。
そして俺たちは今なのはさんから渡されたマップに目を通しながらティアと共に作戦を立てている。
ティア「とりあえず私は、バックス組が陣取るのは……ここがいいと思うんだけど?」
カズマ「駄目だな、そこは死角が多すぎる。それならこっちの方がいい」
ティア「でも、それだとここが死角になるじゃない」
カズマ「確かにそうだが。お前が言った場所は俺たち三人なら問題無いだろうが今回からは初めて組むエリオとキャロがいるからなできるだけ死角は少ないに越したことはない」
ティア「……それもそうね。わかったわ今回はあんたの意見に従う事にするわ」
カズマ「オーケー。それで、俺たちそれぞれの役割分担だけどな……」
ティア「……なるほどね、それなら文句はないわ」
どうだ、俺のナイスな戦術は、俺を崇めよ、奉れ!
ティア「調子に乗らない」
カズマ「あいたっ!」
コツンッと軽く頭をこつかれる。
まあ、いつもよりはましだから良いけどなんでこいつは俺の考えている事が解るのだろうか……。
ティア「あんたの考えてる事なんて簡単に解るわよ」
……だそうです、はい。
カズマ「お〜い、お前ら説明すっからこっちに来い」
こつかれた頭をさすりながら少し離れた所に居るスバル達を呼ぶ。その時にスバルが顔を赤くしていたのだが……どうしたのだろうか。
まあ今はいいか、とりあえずキチンと説明して上手くいく事を祈ろう。
side高町なのは
なのは「シャーリー、準備はできてる?」
シャーリー「はい、なのはさん。バッチリいつでもいけますよ」
シャーリーがモニターから目を離して私の方を見ながら親指をグッと上げる。
なのは「みんなも大丈夫?」
フォワードのみんなに訓練用の無線で呼びかける。
カズマ『はい
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