第三十六話 昔
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ってシグマに注意される毎日。
え?エックスとルイン?
2人は基本的に真面目なので仕事をサボりません。
ルイン『エックス〜』
紙袋を持ったルインがエックスの部屋に来る。
ルイン『たまには見晴らしのいい屋上でご飯にしようよ』
エックス『ああ、それもいいね』
2人で屋上に向かう。
エックス、ルイン『『何でここにいるのゼロ?』』
ゼロ『寧ろそれは俺のセリフなんだがな』
何故か屋上にはシグマにデスクワークを命じられたはずのゼロがいた。
エックス『またサボっているのか?』
ルイン『もう、サボっちゃ駄目だよゼロ』
エックスが言い当てたので繋ぐように叱る。
大してゼロには効果がないようだ。
ゼロ『お前達は何しに来たんだ?』
ルイン『また話をはぐらかす。ご飯を食べに来たんだよ』
ゼロ『そうか』
エックス『シグマ隊長、ゼロを発見しました。』
反省しないゼロにエックスは最終兵器シグマを始動させた。
その後、ゼロは問答無用で連行された。
ルイン『全くもう、ゼロのデスクワーク嫌いには困ったもんだよね?』
エックス『やれば出来るのに何でやらないんだろうな?』
苦笑するエックス。
2人は紙袋から昼食を取り出すと食べ始めた。
あれから世界は平和だった。
時折イレギュラーは発生するけれど基本的に世界は平和であの大戦は起こらなかった。
こちらが現実ならいいのに…。
しかし違う。
これは夢だ。
自分が望んだ都合のよい夢。
エックス『ルイン』
ルイン『何?』
エックス『君は幸せか?』
ルイン『え?うん、平和でゼロやみんながいて、そしてエックスがいて、私凄く幸せだよ?』
エックス『そうか…』
エックスは彼女の手に触れた。
都合のよい夢は此処まで。
エックスは涙を流した。
エックス『ありがとうルイン、俺にこんな幸せをくれて。もう大丈夫だ。これで俺はまた頑張れる。君が目を覚ます時まで世界を平和に出来るように頑張るから』
夢なのに何を言ってるんだと自嘲するが、ルインは満面の笑みを浮かべた。
ルイン『うん、でも私はエックスだけに任せたりはしないよ?私もエックスの力に…支えになるから』
身体を起こすと、エックスは辺りを見回し、深い溜め息を吐いた。
エックス「……ありがとうルイン。」
ルインの形見を携えて部屋を後にし
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