第4話 紅霧異変
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うと走り出したアリスから先に叩きますか。
「あなたの相手は私よ!なっ!消えた!」
「消えたのではありませんよ?消えるように速く移動しただけです」
俺は霊夢の真後ろにいた。
そのまま回し蹴りを打つ…ただし…遠心力割り増しでね。
ガードできると踏んでいた霊夢の腕が弾かれ腹に回し蹴りが直撃する。
「カハッ…!」
「霊夢!!」
「よそ見はダメですよ?戦場でのよそ見は死にあたいします」
「くっ操符…乙女文楽!」
「残念スピード不足です…」
スペルカードを唱えた時にはもうスペルカードは手元にない…なぜって俺が蹴飛ばしたから。
「あれ?カードが」
「二度目ですよ?よそ見は死にあたいします」
俺はまた遠心力を使った回し蹴りを今度はアリスに叩き込んだ。
「グッ…カッ…」
床を滑りながらも体勢を立て直すアリス。
「大丈…夫?」
「はぁ…はぁ…なんとか…」
「あら?博麗の巫女もそんなものなのね」
「にしても…あの執事…ほんとに強いわ…はぁ…はぁ…」
「えぇ…そうね…はぁ…スペルカードを使おうにも…隙が無い…はぁ…」
「それではお嬢様にも挑めないですね?」
「なんならこうしましょうか?」
そう言うと俺は手のひらに火を作る…。
「この導火線はお嬢様の下からあの魔女の下まで続いてます…助け遅れれば…魔女の火炙りですねぇ?」
バジジジジッ…ジューッ…
「制限時間は10分ですよ?」
「な!魔理沙!」
「あんた…!」
前の2人が立ち上がるが足がフラついている。
「あまりに頼りない足取りですねぇ…クスクス…では横の人形遣いも人質にしましょうか?」
「な…なにを言って」
「アリスならここにいるじゃない…クッ…はぁ…はぁ…」
「死門…精神よ死せ囚われの地獄門」
俺の目の前から門が現れ門から手が伸びる。
「なっ!きゃっ!」
「アリス!」
それは見事アリスを捉え門の中に引きずり込む。
「キャーーーーーッッやめて!やめてーー!!!」
門が閉まる。
「さて?この門の中は幻想の中…本当に死にはしないが門の中では永遠に幻想の中で殺され続ける。さて?常人なら5分で廃人と化すあの精神的地獄にあの人形遣いはどれくらい持ちますかねぇ?」
「四季夜…私はもうあなたとは戦わないわ…」
そんなお嬢様…戦うわけないじゃないですかー。
「くっ!霊符!夢想封印!!」
「ほー…これはこれは…門符!結界!封陣門!」
俺を囲むように門がせりあがる。
ゴゴーゴーーーーーーーーンンッッッ!
「はぁ…まだ倒せていないようね…」
「クッ……ですが…まさか
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