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『自分:第1章』
『語り合い』
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こんな時代の世の中に期待なんかするだけ時間の無駄。
零那は、死にきれんかった未遂も、死んだことも、何回もある。
そんな人生でも、零那を大事に想ってくれて本気で叱咤してくれるお父さん代わりの人が居た。本気で殴ってくれる姉代わりの子が居た。真っ直ぐ純粋に強く慕ってくれる妹代わりの子が居た。
だから今此処にこうして生きてるんやと、生かさしてもろてるんやと...
そんな大事な人達に出逢えた奇跡に感謝して生きてる。
だから、今迄の人生100%が深い闇ってだけじゃない。』

『...なんか、俺情けないなぁ男やのに...痛感した。零那さんみたいに男らしく強くならなあかんなぁ俺!!』

『男らしい言われるほどや無いわ。マダマダ強くならなあかんねん...全然足りん』

『俺、いつかは零那さんより強くなって全てを受け入れられるような男になるけん!!』

『全ては無理ちゃうか?今話したのって、基盤になる初歩的な家庭の事情のみやし。マダマダこの先が波乱万丈やのに♪』

意地悪っぽく笑った。


そしたら真剣に言い返された。

『いつか絶対受け止める!!!』

『...ありがとぉ。でもその殆どは零那の弱さからくるもんだったと思うから...
それより、ほんの少しでもあんたの役に立ったん?あんたが前に進めるなら零那に出来ることがあれば何でもする。
頑張って!としか言いようがないけど...今は、とりあえず歌っとく?♪』

『あはははははは♪』

犬っころ何故か大爆笑。

『今日は零那も飲も!酔いたいわ♪』

事務所で寝れるなら少しくらい酔っても良いよね?

『酔ったら歌って下さいね!』

『あはははははは♪』

零那が音痴でシラフじゃ歌わんのも言ってた。
やから、鋭いとこツッコまれた。

ユウには非通知から留守電入れといた。
今日は友達の家で寝かせて貰うから屋上には居らんよって。


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