第3話 召喚獣の島
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んねぇ。
色々説明してくれるらしいですが、めんどくせぇとか言ってるしやる気なさげ。
妖精さんに説得されて、真面目にやるそうです。ちなみに妖精さんはマルルゥって名前らしい。
そうして俺達は集いの泉ってとこに行く事になった。のだが……
「シマシマさんみたいですぅ!」
妖精さんことマルルゥが突っ込んできました!
「ギャウ!?」
「うわー!ふかふかつやつやですよ♪」
「ギャウウ!」
なんか周りは白い子虎と戯れる妖精さんの図が出来上がっていてほのぼのし始めたよ!
うわー!頬ずりされるとくすぐったいってばー!!
しばらくの間、子虎に乗った妖精さんの図が続いた。
集いの泉
ようやくマルルゥに解放された俺だぜ。
べ、別に途中から楽しくなってほんとに遊び始めたとかないんだからね!!
「どうしたの?ユエ」
「ギャウウ……(なんでもない……)」
そんな会話の後、護人の紹介が始まり、レックスが自分達の事情を話す。
カイルは船さえ直れば出て行く。そのために必要なものを貸してくれないか?と聞くのだが、協力を拒否された。
リィンバウム人間だからという理由で。
島に住むものは召喚獣達だけだという。
はぐれ召喚獣だけの島……
かつて召喚術の実験場だった所。
ここにいる召喚獣は実験のために喚ばれ、島ごと捨てられた。
召喚師は皆死に絶え、召喚獣は還る術を失った。
だからここのもの達は人間を信用しない。関わりたくも無い。
お互いに干渉しない事が妥協できる限界。
話はそれで終わった。
護人が帰っていって、俺達は皆暗い雰囲気になる。
そりゃ、そうだよな……
実験場……はぐれ召喚獣……
還れなくなった人達の島だなんて……
皆で船に帰ろうとした時、レックスは先に帰っててくれと言って走っていく。
「ギャウ!(待って!)」
俺はレックスを追いかけた。
レックスは機界のもの達が集うラトリクスの護人のアルディラを呼び止めた。
そして自分の事や皆の事を知ってほしいと言い始めた。
知らないと相手を好きになれないから。
そうだよな……。
話って相手に自分を知ってもらって、相手の事を自分が知るために必要な大事な事だよな。
でも、俺は喋れない。
別の方法を模索するしかない。
でもさ、いつか皆と話したいな。
すぐには無理だろうけど……諦めなけりゃ大丈夫だよな?
そう思ってるとレックスとアルディラの話は終わったみたい。
レックスは嬉しそうにして急いで走っていく。
「あんな人間も、まだいたのね……」
そう呟くアルディラ。
足に少しだけ擦り寄ってから一声なく。
「貴
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