第3話 召喚獣の島
[1/6]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
朝、船首甲板
あーよく寝たー!と体を伸ばす。
レックスは頬にある引っかき傷をさすっている。
朝、苦しさから起きたらレックスがふかふかーと俺の事を寝ぼけて枕にしてたのだ。
このやろう!と怒って爪で引っかいた事から頬に傷が出来ている。
そんな事があったから二人して早く起きてしまったのだ。
でも俺達より早起きな奴がいたらしい。
レックスの服をくわえて引っ張り船から下りる。
船の近くではカイルが朝早くから稽古していた。
師匠みたいな人が朝の澄んだ空気はストラの力を高めるのにいいんだとか。
ストラってなんぞ?と首をかしげると、レックスが気の力を利用した治療法だったはずと教えてくれた。カイルによる追加説明では殴る力や打たれ強さを増す事も可能だとか。
説明してもらった所でフライパンを打ち鳴らすような音が聞こえた。
「アニキー!せんせー!ユエー!朝飯できたよーっ!!」
「ギャウ!(飯!)」
猛スピードで走る。
「あ、ユエ!待ってってば!ウィルを起こさなきゃ!」
う、そうだった!全力で方向転換してウィルの部屋へと走った。
食事は美味しかった。新鮮な海の幸です。
食後、部屋にレックスと戻ったんだが、これからどうすんだよと鳴くと少し考えたレックスは何かをひらめいたようだ。
準備をしてウィルの部屋へ。
勉強会スタート!
生徒は俺とウィル。
「この子も勉強するんですか?」
「うん。ユエが聞きたがってさ」
「ギャウ!」
今日の授業は召喚術の基本について。
俺は前に教えてもらったおさらいだけどさ、聞いておいた方がいいと思ったんだ。
サモナイト石、魔力、呪文を使って異界のものを呼び出す術。
機界ロレイラル、鬼妖界シルターン、幻獣界メイトルパ、霊界サプレス、そして名も無き世界の五つがあり、それぞれの世界から召喚獣を呼び出して力を借りる術。
未契約のサモナイト石に触れると自分の魔力にあう世界の石だけ光るとか。
ウィルは緑色のメイトルパの石が光る。
俺もやってみたい!とウィルの説明が終わった後に触ってみる。
「うわ!」
「え!?全色光ってる!!」
「ギャオー!ギャウギャウー!(まぶしー!目がー目がー!)」
落ち着いた後。
「……ユエは全ての世界と相性がいいんだね。めったにいないんだよって言っても俺もそうだからなぁ……」
「ギャギャウ?(俺も召喚術使える?)」
「多分自分にも召喚術が使えるか聞いてるんだと思うけど、ユエは喋れないから呪文となえらんないでしょ……」
「ギャウ!(ガーン!)」
なんだよ!使えない才能って!!くそう!
そこで授業が終わり、ソノラが部屋に来て今後の事を話す
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ