第五話
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なす」
「武器?」
俺はソルを起動して左手に持ち直す。
すると光輝くガンダールヴのルーン。
俺はベッドを抜け出し、ルーンで強化された肉体で高速の動きでドクターの背後に回りこむ。
「興味深い。なるほど、神の左手か。だが私たちエルフにしてみれば聖者アヌビスと言ったほうが親しみが深い。もはや確かめようも無いが、その輝く左手。恐らく同一と考えて間違いないのだろうね」
と、其処まで聞こえたところで俺は再び意識を失った。
「アオ!?」
「ふむ、精神力の使いすぎで気絶したようだ。恐らくルーンの発動に自分の精神力を多大に消費したのだろう」
その日、二回もの気絶に見舞われた俺は、次目を覚ました時は既に翌朝だった。
俺とソラが屋敷へと戻らなかった事で、屋敷は大慌て。
しばらくの外出禁止が執事から言い渡されてしまった。
痛い思いをして手に入れたガンダールヴのルーン。
これで俺は最強オリ主に!
と、思ったが。やはり俺には最強属性はついていなかった様だ…
使ってみて解った事だが、ガンダールヴ(偽)を使用中、精神力を毎分10ずつ使用する。
更に発動中は左目に埋め込んだ写輪眼まで強制発動。
つまり毎分20の精神力が削られていく。
俺の精神力の最高値は300.
つまり何もしなくても俺は15分後には精神力切れでぶっ倒れる。
しかしそれは最高まで回復していての状態。
普段の精神力は150ほど。
さらに魔法使用も考えるとやはり3分が限度。
くそう…
せめてもの救いはルーンの発動条件が左手で触る事だという事だろう。
本物のガンダールヴと違い左手で武器を触って居なければ発動しない。
良かった…
これで右手で触れても発動されていたら俺はこれから碌に魔法を使えないところだった。
ただしこれから魔法を使う時は右手一本で使わなければ成らなくなってしまったが…
鬱だ…
俺は例によってまた二ヶ月ほど引きこもったのだった。
それから更に二年。
原作開始まで残りおよそ2年。
15歳になった俺は最大のピンチを迎えていた。
二次成長を迎え、どんどん女らしくなって行くソラ。
しかし、未だに一週間に一回のペースで俺のベッドに潜り込んでくる。
精神年齢はともかく、実年齢は思春期真っ盛りの俺。
ぶっちゃけ堪らんです。
前世はアレだった為にこうして魔法使いとして転生してしまった訳だが、興味が無いわけではない。
しかも年々美人になっていくソラの女の香りに当てられて俺の理性は崩壊寸前。
今日も俺の横で無防備に眠って居るソラ。
俺が精神力を総導入して本能に逆らっていると、隣
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