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ウルトラマンゼロ 〜絆と零の使い魔〜
結集-コンセントレイション- part1/発進せよ!ウルトラホーク3号
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ロムウェルとは別の、異星からの知識を導入した無敵の艦隊だ。そして…。
「GRUUUUAAAAAA!!!!」
クロムウェル…いや、シェフィールドに操られた怪獣軍団。今、侵攻に利用されている怪獣は、『岩石怪獣サドラ』『宇宙凶険怪獣ケルビム』、そして以前モット伯爵の屋敷に出現しネクサスに倒されたはずの『フィンディッシュタイプビースト・ノスフェル』等多数の怪獣が大進撃していた。
タルブ軍に最初から勝ち目はなかった。
タルブの兵たちは風の魔法、炎の魔法で応戦する。…が、全く持って歯が立っていなかった。いかに切り裂こうと焼き尽くそうとしても、かすり傷もやけども追わせることができない。
レキシントン号をはじめとした艦隊からのレーザービームが降りかかり、タルブの大地と美しい野原は爆風に飲み込まれていった。
「ぎゃあああああああ!!!」
その余波や直接レーザーを食らったタルブ軍の兵たちは次々と屠られていった。それだけではない。
「グルアアアアアアア!!」「キュオオオオオオオ!!」
「う、あ…あああああああああ!!!」
サドラが歩く度にタルブの兵たちが踏みつぶされ、ケルビムが自慢の尾を振り回すことで、タルブ村の畑をけし飛ばしながら多くの兵たちの身を微塵に砕き、ノスフェルが口から伸ばしてきた触手を伸ばし、次々とそのねばっこい涎まみれの口の中へ放り込む。中には爪で切り裂かれバラバラにされてしまった者も少なくなかった。
「ぐああああああああ!!!!」
「あ、アストン様が!!!」
「も、もうだめだ!俺たちに勝ち目なんかない!逃げろおおおおおおおおお!!」
その猛攻の中で、ついに領主アストン伯は戦死、途端にタルブの軍は散り散りになってしまった。
もはや、これは戦争というレベルの話ではなかった。


文字通りの…『虐殺』と『侵略』だった。


「アルビオン万歳!!」「神聖皇帝陛下万歳!!」
戦闘行動中に万歳。ボーウッドは眉をひそめた。以前、王政が健在だったときは戦闘中に万歳をする者などいなかった。
「新しい歴史の幕開けですな」
甲板の上から、ワルドはルイズと再会した頃の穏やかな顔とは全く異なる、邪悪さばかりがにじみ出ていた笑みを浮かべていた。自分の祖国がこうして攻撃されているのに、それを嘲笑っている。何と卑劣な男なのだろう。このどす黒さはもはや侵略星人と同レベルだ。
レコンキスタは、始祖ブリミルの降臨せし聖地を奪還しハルケギニアを統一する。その理想のために戦う革命組織のはず。だが、アルビオンの全土を怪獣などの常識がいすぎる力で蹂躙し乗っ取った時点で、明るい未来を築くことができるような組織とは、傍から見たらそうは思えなかった。
「…なに、戦争が始まっただけだ」
心が王党派であったためか、そのことに唯一気付きながらも、軍人と言う立場をわきま
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