マクロスF
0782話
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てはL.A.Iがいる以上はあまり勝手な真似も出来ないか。
概念的にT-LINKシステムに似ているVF-27のBDIシステムは、レモン辺りなら興味を持ちそうなんだけどな。
ただ、サイボーグしか使えないようになっている辺り、結局はVF-22で採用された劣化版しか使えなさそうな気もするが。
取りあえず話に関しては一段落したと思ったのだろう。次は自分の番だとばかりにこれまで黙って話を聞いていたシェリルが口を開く。
「さて、じゃあそろそろいいかしら? アクセル、あたしをシャドウミラーに連れて行ってくれるんでしょう? 色々と……そう、色々と話さないといけない事があるしね」
「おいっ、シェリル!?」
シェリルの言葉は予想外だったのだろう。反射的にアルトが声を上げる。
いやまぁ、確かに未知の勢力でもあるシャドウミラーに行くと……しかも色々な意味で重要人物であるシェリルが言っているのだからしょうがないが。
「何よ、恋人の家に行くだけよ? 何か文句あるの?」
「いや、それは……オズマ隊長!」
言葉に困ってオズマへと頼るアルトだが、肝心のオズマは小さく首を振る。
「ほら、文句無いでしょ? なら早速行きましょ。色々と忙しくなりそうだし」
そんなシェリルの勢いに押されるように、結局は済し崩しにシャドウミラーへと向かう事が決定した。
何だかんだ言って、この世界で初めてシャドウミラーの勢力圏に向かう人物になったって事だよな。考えるまでもなく、教科書に載る人物……いや、シェリル・ノームという時点で教科書には載るか。
「あのっ、アクセル君。YF-29って……」
あぁ、そう言えばまだ空間倉庫に入ってたな。ルカには悪いが、取りあえず魔法球辺りで解析はさせて貰ってから返すとしよう。
「悪いがホワイトスターに置いてある。何しろニーズヘッグで出撃してきたからな。あの機体に関しては、後日改めてって事で」
そう告げ、エザリアとシェリルを連れてブリーフィングルームを出るのだった。
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