マクロスF
0782話
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奴はいると思う」
と言うか、どうなっているんだ。普段は冷静沈着なジェフリーの目がキラッキラと輝いてるんだが。
「ほう、ほうほうほう。なるほど。異世界の海か。それは素晴らしいだろうな。いずれ行ってみたいものだ」
俺の返答に満足したのか、ようやく落ち着いた様子で頷く。
どうなっている? と、ジェフリーと最も付き合いの長いオズマへと視線を向けるが、返ってくるのは肩を竦める仕草だけ。
そんな中、やがてこれまで黙っていたキャサリンが溜息を吐きながら口を開く。
「アクセル大尉……いえ、アクセル代表。艦長の失礼はお詫びします。その、以前聞いた話によると、艦長はサーフィンが趣味らしく……」
「なるほど。それで異世界の海に興味が出た訳か」
そう言われれば納得は出来る。ただ、バジュラ本星にも当然海がある訳で、未知の海という意味ではそっちの方が随分と刺激的だと思うんだがな。
何しろ異世界の海とは言っても、ギアス世界、SEED世界、ネギま世界は全て人の手が入った海だ。それに比べて、バジュラ本星の海は自然そのままの海なのだから、どちらが魅力的なのかと言われれば、それはやはり自然の海……だと思うのは、俺の思い込みだろうか。
「ん、コホン。とにかく艦長の件に関してはこれでいいとして。……アクセル代表、シャドウミラーの代表としてお聞きします。グラス大統領と交渉すると考えてもよろしいのでしょうか? そして、フロンティア船団についてもL.A.I同様に貿易をして貰えると……」
「そうだな、少なくてもこっちから一方的に交渉をしないと打ち切ったりはしない。俺がこの世界に転移してきて、フロンティア船団が無ければ宇宙に放り出されていただろうからな。俺の場合は宇宙空間に放り出されても死なないとは言っても、やはりこうして生活環境が整っている場所の方が居心地がいいのは事実だ。その場所を提供してくれたS.M.Sやフロンティア船団に対してはある意味で恩があると思ってるから、余程無茶な事を言ってこない限りは交渉をしようとは思ってる。その辺は以前グラス大統領と話をしたようにするつもりだから安心して欲しい」
シャドウミラーの代表でもある俺からその言葉を引き出し、キャシーは安堵の息を吐く。
まぁ、大統領の娘としては俺達と関係を持てるというのは、地球に対して強く出る事が出来るカードだろうし、無理も無いか。
何しろ、フロンティア船団の最も近くにいたギャラクシー船団が今回の件の……あ。
そこまで考え、ふと思い出す。
「そう言えばブレラはどうしたんだ? こっちで回収したんだろ?」
「……ああ。グレイス達に操られていた被害者って事もあるが、それでも一応ギャラクシー船団の仲間だったからな。こっちで確保して部屋の中に入れてある。見張り付きでな」
「
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