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仮想空間の歌う少年
18ー特別講演 (絶対防御と音の死神)
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トさん。実はですね…」

今度は白猫の方が話し始めた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「つまり、お前は異世界で行われるハロウィン・パーティーに招待しにきた…ということか?」
「そう言うこと♪頭いいね♪アクト君!」

僕は笑いながら話す。そうするとアクト君は。

「別に行ってもいいが…一つ条件がある。」
「んー?なーに?」

そうするとアクトは包帯を解いて盾を二つ取り出し。

「俺とデュエルしろ。
…お前とんでもなく強いな?」
「嫌だ。僕弱いし。疲れるし。」
「早??」

アクトがガクッとなる。

「なんでだよ??」
「いや、君の殺気が強いから。僕負けちゃうよー。」

僕はこの殺気だったこの空気を茶化す。そうするとアクトはすっと目を細めて。

「嘘だな。」
「…?何が?」
「お前の立ち振る舞いだよ。笑顔だから分かりにくいけど、その周りからの攻撃に対応しようとしてる姿勢があるんだよ。バレバレだ。」

…。なるほどね。
僕は笑いながらお手上げのポーズをして。

「まったく…頭良すぎるね。君は。テストの点数良さそうだね?」
「まあな。」

僕は大鎌を取り出す。
サウンド・デスサイズ。僕のお気に入りの大鎌だ。
そして初撃決着モードを選択し。

「んじゃ。始めようか♪
1、2、3で始まるよ♪てね?」

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デュエルが始まると僕は早速驚いた。

「両手に盾?そのまま戦うの?」
「ああ。」

そんな事は気にせず僕は早速歌いながら。

「ポケットにはお花がいっぱいさ!♪テヘッ☆♪fフォルテ!♪」

僕は大鎌6連撃『ジャスティスラプソディ』をアクトに決める。さらにフォルテの音楽記号で純粋に『強く』なった攻撃だが…。

「え…??」

なんと全ての攻撃が弾き返されたのだ。さらに…。

「僕のHP減ってるし…。」
「どうしたこの程度か?」

アクトはにやっとするが。僕はふーと。息をつく。そして大鎌を背中にしまい。

「参った!降参!」
「な…??」

僕はさっきの様にお手上げのポーズを作り。

「君のその盾。ユニークスキルだね。ソーニャ…さっきの猫から聞いたけど。『双盾』絶対防御でしょ?しかも物理攻撃じゃ反射されてダメージ受けて勝てないし。諦めたよ。」
「…。ふざけるな。」

僕はんー。と笑う。そうするとワナワナとアクトは震えて大鎌を少し緩めて。僕はそのまま。

「何が?」
「ふざけるな!ちゃんと戦「Allegro♪」…??」

アクトが叫ぼうと盾を緩めた瞬間。『マジシャンイリュージョン』がアクトの脇腹に決まっていた。

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