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戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー
第七話 安東中佐!相撲ごっつあんです!!その三
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「それで何でだよ」
「俺達嫌われてんだ?」
「少なくとも日本人に嫌われることはしてねえぞ」
「伊藤博文さんのこと思い出せよ」
 有り得ない暗殺により非業の死を遂げた明治の元勲だ、彼が暗殺されたことがまさに戦前の日本の止めとなった。あの併合が決定的になったからである。
「あんなとこ併合していいことあるかよ」
「日帝衆は反省したけれどその反省が明後日の方向にいったんだよ」
「だからだよ」
「俺達は絶対に止める!」
「日帝衆の望みをな!」
「止めてみせるぜ!」
 野心ではない、何しろ何の資源もない全世界が厄介もの扱いしている場所をまた併合しようというのであるから。
「その俺達をな」
「何で皆批判するんだよ」
「この前孔雀何とか背負った兄ちゃんが六道衆なぞより遥かに酷い悪とか言って攻撃してきたしな」
「しかもその何とか明王出してな」
 二人の脳裏に移るその兄ちゃんと明王の目には黒いラインが入っている。著作権は絶対に守らなくてはならない。
「俺達は何だってんだ」
「八葉の老師かよ」
「それとも天蛇王かっての」
「日帝衆の方々に何てことするかとかな」
「ロリコン坊主に言われたかねえっての」
「あのヒロインやたら発育よかったな」 
 こうした話もする二人だった。
「ああした娘もいいな」
「金髪碧眼ってな」
「日本人じゃないけれどな」
「そういうグラドルいるか?」
「いたぜ」 
 ここで尚智が言った。
「リア=ディソンさんな」
「ああ、あの人か」 
 尚武も双子の兄の言葉に応えた。
「あの人確かにな」
「そうだろ、金髪でな」
「目は青かったか?」
「どうだった?けれどスタイルはな」
 それは、というのだ。
「まさに黒船だっただろ」
「確かにな」
「たまにはよくないか?」
 日本人ではないグラビアアイドルも、というのだ。
「ああした人も」
「確かにな、日本人もいいけれどな」
「国際色もな」
「いいからな」
「ビビアン=スーさんもな」
 こちらは台湾である。
「いいからな」
「だろ?日本人だけにこだわるな」
「それでだな」
「リア=ディソンさんもだよ」
 彼女もというのだ。
「じゃあいいな」
「よし、それじゃあな」
 こうしてだった、二人は今度のボーナスで買うDVDなり写真集なりを決めたのだった。そうしたことも決めて。
 そのうえでだ、二人は悪田部のところに行ってそのことを話した。すると。
 悪田部は二人にだ、極めて冷静にこう返した。
「いいのではないか」
「リア=ディソンさんもですね」
「あの人も」
「うむ、いい」
 こう言うのだった。
「私も日本人だけではないからな」
「悪田部さんの愛人って世界中にいるんですよね」
「そうですよね」
「結婚して
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