混戦
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の大群のせいで
予定より城への突入が送れているな…」
ナジェンダが考え込む
「それにしても、一体エンペラーって
どんなやつなんですかね」
ラバが思ったことを口にする
「さあ…さっぱりだな
だが、あの大群を率いているという時点で
普通の人間とはやはり違うようだな…」
「どんなやつか知りたいか?」
「「…!?」」
声がした方を見ると
そこには初老の男性が立っていた
「あなたは…!」
ナジェンダはそれが誰かを知っていた
「セーファス…殿…?
死んだはずじゃ?」
「残念だったな、トリックだよ」
彼は、テクシスが滅亡した前の皇帝であり
民からの人望も厚く、平和を愛していた
だが、エスデスが攻めてきた際に
兵士の1人によって命を落としていた…はずだった
「あれは私の影武者だ
そう簡単に死んでしまっては
皇帝なんてやっていられない」
「…何をしているのです?」
「わからないのか?
…私がエンペラーだよ」
セーファスが時計を取り出す
「変身」
【エンペラー】
手から離れた時計が
ベルトへとはめ込まれ、
セーファスの姿がエンペラーへと変わる
「どうだ?私の力を…その目で見てみないか?」
帝具を構えていたマインとラバに向かって言う
「言われなくても!」
「お前を倒す!」
「そうか…フフッ…」
エンペラーは不気味な笑い声をあげ、二人を見つめた
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