第四話
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俺は9歳、ソラは8歳になっていた。
精神力は最高値220一日の回復量は38パーセントといったところ。
順調に増えてきている。
ソラも俺には及ばないものの順調に精神力を伸ばして最高値160回復量は29パーセントと言った所だ。
丁度俺と3年分遅れていると言った所だろう。
この頃になるとソラはほぼこの世界の言葉をマスターし、文字の方もあと少しで基本的な所は理解出来るだろう。
魔法の方も順調に増えた精神力で最近ラインになり、ライン魔法の習得に励んでいる。
俺の方はというとトライアングルになった…と言うわけは無く未だラインで燻っている。
ラインからトライアングルへはドットからラインまでとは比べられない壁があるようだった。
まあ、魔法学院に入学している貴族の殆どがドットメイジだと考えるとラインでさえ普通の魔法使いには難しいのかもしれない。
それでも俺は魔法技術の向上に励んでいた。
そんなある日、俺たちはドクターに呼ばれてドクターの古屋を訪れていた。
ソル達が完成した後も俺は思いつきを実行すべくドクターに協力してもらっている。
今日はそれの関係で呼ばれたのだろうか?
「ドクター?」
「ああ来たかね、そこら辺に座ってくれ」
「ドクター散らかしすぎ」
そう言ったのはソラ。
「これでも散らかさないようにはしている積りなのだが」
俺たちは適当に物をどけてスペースを作る。
「それにしてもソラフィアもすっかりこの世界の言葉を覚えたな」
「まあね、俺がこの二年間付きっ切りで教えたから」
ドクターの感心の言葉に俺は答える。
「そうか」
「それで今日呼んだのは?」
「まあ、まて取り合えずこれを飲みたまえ。外は暑かっただろう」
そう言って差し出されるコップ。
「ありがとう」
俺は何も疑いも無くコップに入った水を飲み干した。
すると行き成り体が熱く発汗する。
「ぐああああああっ」
「アオ!?」
心配そうに俺に駆け寄るソラ。
だが俺を掴もうとした手は虚空を掴む。
「へ?」
驚くソラ。
「いったい何を飲ませたんだ?ドクター」
俺は堪らずドクターを問い詰める。
が、どうにもドクターが見当たらない。
何か変だ。
地面が近い気がする。
何だ?
「アオ?」
俺はソラに呼ばれた方を振り向いた。
すると其処に見えるのは大きな足。
巨人が襲来したのか?
いや落ち着け、と言うか現実を認めろ。
恐らく俺が小さくなったのだろう。
「アオ、猫になってるよ?」
はい?
小さくなっただけではなく猫だとぉ!?
両手を見ると
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