例えばこんな機業残党の皆さんも意外と元気です
[3/3]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
経験をするものだよ。でもね、ジーニアスくん。大事なのはそこからだよ」
「そこ、から?」
「大人たちは悪い事をした責任を取らなきゃいけない。それは罪人の義務。じゃあ子供はどうすればいい?親がいないと何をしていいかも分からない子供は、罪を知らなければいけないの。何が悪かったのかを学ばないと、また同じことを繰り返すでしょ?」
「・・・・・・なんでそんな事、僕がしなくちゃいけないのさ。悪いのは大人たちだ。僕は悪くないんだ」
「でもいつか君は大人になる。大人になった時に君は罪を誰のせいにするの?知らなかったからで何でも済ませてくれるほど、皆優しい人じゃない。だから学ばなければいけない。でないと、君はまた誰かに首を締められることになる」
だから、と篠ノ之束は僕に手を差し出した。
「いこう、ジーニアス。君がまた間違わないように。そして私が間違った時は――今度はジーニアスが私に罪を教えてね?」
僕は少しだけ躊躇って――その手を握り返した。
僕の罪を知るために。僕の未来を創るために。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ