25ーSound≠bullet
[1/3]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
「絶望学園から転校して来ました!雪宮佳です。よろしくお願いします。」
「はは!」
「面白い転校生だな!」
僕は某過負荷の先輩の真似をしながら自己紹介をとある高校で行っていた。
GGOの事件から数日後。僕は詩乃の高校に転校して来た。キリト達の学校に居たかった気持ちもなかったわけでもないが。好きな人の近くにいたいのも確かだった。
「…。佳。お願いだから恥をかかせないで…。」
詩乃はちなみにこの自己紹介を聞いて顔を隠している。恐らく耳も真っ赤になっているので。かなり恥ずかしいのだろう。
ちなみに席は窓際の詩乃の隣の席。僕はさっと席に座ると。
「ヒソヒソ? (さっきの自己紹介どうだった?)」
「…次あんな真似したら口聞かないからね。」
「…はい。」
どうやらお気に召さない様でした。
そんなこんなで。僕が数学の時間いつも通り無双したり、休み時間にクラスの人から、「朝田さんとどんな関係?」と聞かれたら。「同居n…。ぐふ??」と詩乃にゲンコツされたり、軽音部に誘われたり。なかなか充実した一日だった。
そして放課後。
「んじゃ詩乃。行くよ。」
「そうね…。」
僕達2人はなんかキリトに呼ばれたのだ。何故だろうと思いながらも僕達は電車で御徒町のエギルの喫茶店へと向かう。
店に着くと。
「おっすー!」
「佳ひさしぶり。」
「よう、佳。」
目の前のカウンター席にいるのは明日奈、里香、和人がいた。そしてカウンターの中にはエギルがいた。僕は笑って。
「あ、みんなおひさー。…と。紹介するよ。詩乃!」
僕はまず里香に向かって手を向ける。
「えーと。この子は篠崎里香。通称リズ。SAO時代は武器屋やってて僕の武器をいろいろ調整してくれたんだ。ALOでも武器屋をやっているよ!」
「よろしくね!あ、佳。この前の新しい大鎌、『デュアル・デスサイズ』のお代。」
「また、そのネタ??…えっと次!次!」
僕はごほん、と一つ咳払いをして今度は明日奈へと手を向ける。
「えーと…。この人が結城明日奈。んで通称はアスナ。SAO時代、ALO共に『閃光』の異名を持つよ!ちなみにALOだと魔術師といいながらレイピアを使うバーサクヒーラーとしても有名。ちなみに和人の彼女。」
「よろしくね。朝田さん。」
そうやってアスナが手を詩乃に差し出す。詩乃はその手を握るかどうか迷っていたが。僕は助け舟で詩乃に笑いかける。
「しーの!
だいじょうぶ。ダイジョウブ。大丈夫。」
「…!」
詩乃はそうすると明日奈の手をゆっくりと握った。明日奈はにっこりと笑うと「友達になりましょう?」と言う。詩乃は不安そうな顔で僕を見るが。僕は笑顔で見つめ返す。そうすると詩乃は意を決した様に。
「…はい。」
「うん。
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ