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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos50-A束の間の奇跡/家族は巡り合う〜Testarossa Family〜
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んが本当に優しかった頃のことも、私よりずっと深く知っている。
「よし。それじゃあわたし、ルシル、シグナム、ヴィータは居残り。なのは達は残滓討伐を。フェイト、アルフ、アリシアは・・・こちらでプレシアとリニスの居場所へ誘導するから向かって」
シャルの指示に私たちは「はいっ!」そう応じて、ブリーフィングルームを後にする。
「母さん、リニス・・・。たとえ残滓であっても・・・ちゃんと・・・!」
話が出来るといいな。トランスポーターからみんなが順次出撃して行くのを見守って、私とアルフは「お待たせ!」アリシアの到着を待った。アルフが「あたしが抱えて飛ぶよ。しっかり掴まってな、アリシア」アリシアを背後から抱きかかえた。
「アリシアにはバリアジャケットが無いから、高速飛行は出来ないから気を付けてね、アルフ」
「ああ」
「お世話になります!」
そしてみんなに遅れること少し、私たちも出撃した。
†††Sideフェイト⇒????†††
気が付けば見知らぬ世界に飛ばされて、小っこい八神司令や司令の目付きの悪いそっくりさんと出会って、さらにはなんとかの闇に負けちゃうし。もう全然意味が解らない。闇とかいう小さな女の子の攻撃から強制転移で逃れた俺とリリィは、森の中にあった洞窟の中でひっそり野宿。見知らぬ世界で一夜を過ごした。
「――ねえ、トーマ。もしかして、なんだけど・・・」
たき火の後始末をしている俺の隣に居るリリィが立てた推測を思い返す。それは「信じたくないけどね。未来から過去に飛ばされたなんて」俺とリリィがどういった理由かは判らないけど、時間移動をしてしまったってことで。でも八神司令はどう見ても八神司令で。変身でも演技でもないってことも、実際に話したことでなんとなく解っている俺も居るわけで。
「はぁ。とにかく、だ。もし本当に時間移動をしたのなら、この時代の八神司令たちとはあんまり関わらない方が良いね」
「どうして?」
「フィクション作品だと、過去の人たちに未来のことを話したり、何か物を壊したりとか、未来へ繋がる出来事に干渉すると、未来が変わるって話があるんだ」
「え、そうなの? 未来って変わっちゃうものなの?」
「そりゃあね。何が原因で変わるかは判らないけど、場合によっちゃ俺とリリィが会えなくなっちゃったりとかするかな。特に、八神司令たちと関わったりしたら、きっとその可能性も高くなるんじゃないかって」
「あうー、それは嫌だよぉ」
俺だってそんな未来は嫌だ。いま知り合ってる人、仲良くなれた人、出会えた人、たとえ嫌いな人でも、その積み重ねが俺たちの知っている今なんだ。だからその未来を変えたくない。
とまぁそういうわけで、それを踏まえた上で「どうすれば帰ることが出来るか調べな
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