暁 〜小説投稿サイト〜
横浜事変-the mixing black&white-
人が脆くて弱い生き物であることをケンジは自分の手で証明した
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事実。そして人は銃弾一発で簡単に死ぬという結果だった。
――僕も、もうこれで人殺しだ。殺し屋だ……。
そんな言葉が男を殺した場面を思い出す度に身体中を支配し、自分自身を変な気にさせる。殺し屋になれたのが嬉しいわけではない。ケンジが今こうして働いているのは、幼馴染の復讐をするためなのだ。
――それなのに、僕は……。
その日ケンジは初めて人を殺した。その事実は過去となって一生自分の影となって追い掛けてくる。塗り潰す事は叶わない。
少年は復讐をする上で必須事項となるそれを、その日ついに果たした。しかしそれは壮大な物語においては序章に過ぎない。
無論、殺し屋からしてみれば序章ですらなく、日常の一部なのだが。
しかし、時は残酷なまでに等しく進んでいく。少年が抱える思いなど無視して、純粋なまでに果てしなく。
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