マクロスF
0781話
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俺の心配は無意味だとでもいうように、2機の機体は格納庫へと入っていく。
ニーズヘッグより5m程大きいヒュッケバインMk-Vも特に苦労せずに中に入れた。
そして出迎えたのは、当然S.M.Sの整備員やらパイロットやらの無数の人々。
だが、さすがにジェフリーから連絡がいっているのか、迫ってくるような真似はしない。
『アクセル君、機体はこっちに移動して下さい!』
唐突にそんな通信が入り、映像モニタに映し出されているルカに案内されるようにして機体を移動していく。
案内された先は、周囲にVFやVBといった機体が他に何も置かれていない区画だ。俺の記憶によれば、この辺には予備としてVF-171辺りが置いてあったと思うから、恐らくジェフリーが俺達の為にわざわざ用意してくれたのだろう。
EX-ギアを身につけたままそこまで案内すると、ルカはそのまま去って行く。
こちらに不審を抱かせないようにとの気遣いからか。
「じゃあ、イザーク。ここで機体を見ててくれ。俺とエザリアはこの艦の艦長と話してくる」
『……了解した。言っておくが、母上に妙なちょっかいを掛けるなよ』
そんな声に送り出され、俺は苦笑と共にエザリアを連れてマクロス・クォーターの中を進んでいく。
20代になっている俺の姿を見た顔見知りの整備員やS.M.Sのメンバーが驚愕の表情を浮かべてこちらへと視線を向けている。
いやまぁ、10代半ば程度の年齢だったのが急に20代になっていればそれは驚くか。これで全く見知らぬ相手であればまだしも、俺の場合はしっかりと面影が残っているし。
ああ、そう考えれば俺を15歳のアクセルの兄と認識している可能性もあるのか。
その辺についても後でジェフリーから発表して貰った方がいいかもしれないな。
「へぇ、これがマクロス・クォーター。種別としては空母なのかしら?」
「そうだな。分類としては可変ステルス攻撃宇宙空母って事になっている。ただまぁ強攻型っていう人型に変形可能で、敵に突っ込んでいったりするのを考えれば、その辺の分類はあまり意味がないかもしれないな」
「それだと、シロガネと似たような感じ?」
「あー……そう言われればそうか」
シロガネも元々の種別はスペースノア級万能戦闘母艦という形式だった。だが、シャドウミラーに改造されまくった今のシロガネは、近接ブレード型のグラビティ・バスターという近接攻撃の手段があったり、ASRSやミラージュコロイドで戦艦というよりは戦闘機的な運用も可能だしな。
……そう言えば、シロガネやニーズヘッグに装備されている時流エンジンがあればエネルギー回復に関しては全く問題が無い。つまり、高純度のフォールドクォーツを使ったフォールドウェーブシステムというのは意味が無い訳で。
やっぱり入
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