第2話 己が妖力
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あー…そうか…俺、永遠亭に住んでんだなぁ。
あーなんもない殺風景な部屋に1人…ではなかった。
なんで俺の部屋に鈴仙がいるんだ…。
っても椅子に座ってベットに突っ伏す感じで熟睡している。
寒そうだから毛布かけといた。
あー寒いな…やっぱ時期が時期だからかなぁ。
外は紅葉も過ぎ茶色が目立つ…なかなかこの茶色は好きだなぁ。
「う…ん…はぇ?此処はどこですか?」
「おはよう鈴仙…ここは俺の部屋だよ?なんでいたの?」
「はい?私は自分の部屋で寝たはずですが…まさか…てゐー!」
「プハッ!見つかった!逃げろー!」
「待ちなさい!」
朝っぱらからやかましい奴らだなぁ。
「あら、起きてたの?いや、起こされたのかしら?」
「永琳か?起きてたよ…朝からあいつらが元気だなぁと思ってただけだが」
「そう…そう言えばあなたこれから何するの?」
「何って…修行?」
「修行?強くなりたいの?」
「いや…蓬莱の薬を飲んでから体に変な力が湧いてくる感じなんだ」
「へぇ…多分それは妖力ね」
「俺妖怪じゃねぇよ!」
「人でもないでしょう?」
「俺は人間辞めたつもりはないぜ」
「事実は違うけどね」
俺泣きたいぜ。
「妖力ってなんかでるの?」
「あなたはもともと能力を持ってるの?」
「うん、力と圧を操作できる能力」
「力と圧を操る程度の能力ね」
「妖力でも能力って出せるの?」
「あなたのもともとの能力と妖力を使った能力…2つを使えるようになるかもしれないわね」
へえ…何か使えるようになったかな?
「ちょっと外行ってくるよ」
はぁ…寒いなぁ…。
妖力を使うかー…どんな感じですればいいんだろう…妖力を籠める…………。
「ブハーッ!!!」
し…死ぬかと思った。
「ただ息止めてただけじゃない」
「永琳か…だってどうすりゃいいかわかんねぇもん」
「妖力を籠めながら瞑想でもしてみたら?」
「それはいい考えだ」
俺は座り込んで妖力を籠める。
「なにもこんなところでしなくてもいいのに…」
俺の能力…火を操る俺…水を操る俺…雷を操る俺…地を操る俺…風を操る俺…違う…そうか…。
「終わったの?」
「自然に存在するものを操る能力か…生物は…無理だな」
「へぇ…凄くハイスペックな能力ね」
「そうだなぁ…なんかめちゃくちゃ強くなった気がする」
「スペルカードでも作ってみたら?」
「スペルカード?」
「スペルカードって言うのはね非殺の弾幕勝負に使うものよ、人間と妖怪が勝負しやすくする。妖怪が異変を起こしやすく、そ
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