第二章 彼と彼女の事情
第十話 三軍編成
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合えるのではないですか?」
「どうでしょうか、私は凝り性でして……前回の試召戦争で思い通りに動かせなかったときにはゆっくり覚えようと思ったのですが、腕輪の効果がこれでしたので何回も頭の中でシュミレートしてみたんです。」
「なるほどの、召還獣の操作は操縦者の意志力に寄るものじゃし、そのお陰なのかもしれないの。」
本陣から届いた作戦内容は次のようなものだった。
「高橋女史と秀吉を連れてMFの補助に入れ、その間旧校舎四階の制圧維持は姫路に任せよ。MFの救出は必ずしも必要とはしない。」
MFは言わずもがなで機動部隊のことを指す。
さっきまでMFは新校舎の階段付近や一階の職員室付近に潜んでおり、先生を呼びに来たBクラスの連中を各個撃破していたのだが、9:45にCクラスがBクラスの同盟クラスとしてFクラスに宣戦布告。
Cクラス主導の新校舎の二階及び一階の制圧作戦を開始され、「ネズミ取り」という的を的確に射ている作戦名のオペレーションが開始しされたために、瞬く間にMFのメンバー五人が補習室送りになったらしい。
これは少し前に本陣と空き教室に打電された内容からようやく分かったことで、その時一気に半数がやられたことに若干士気が落ち掛けた。
「いたぞ!妃宮だ。すぐに二人の代表の所に伝令に行け!」
「「了解!」」
哨戒中のあの部隊は恐らくCクラスのものだろう。
「「召喚!!」」
「仕方ありません、西村先生によろしくとお伝えください。」
「勝負始まってもいないのにそんなこと言わないでください!」
敵である僕に敬語を使うほどに取り乱さなくともいいじゃないですか。
半ばやけで突っ込んでくる彼らの召喚獣に多数の風穴をプレゼントしてさしあげる。
「戦死者は補習!!」
「「いやぁ!!」」
「っっつ、撤退する!」
「はい!」
あっと言う間に戦闘終了。こんな感じがずっと続いています。
ちなみに銃種はたぶんレミトンM1100、どうも僕の装備はアメリカ製の銃器で統一されているようだ。M60とは開発された時期がだいぶズレるがそこのところはお愛想というものだろう。
機関銃は広範囲の戦闘や防衛戦に役立つのだが、ショットガンの近接戦闘においての能力と比べるとやはり不利不向きがあることを知らされる。
ちなみに僕の召喚獣がショットガンを装備しているのは腕輪の効果だ。
技名称は「烈火」、普段装備している機関銃が一端使えなくなる代わりにショットガンを時間、弾数どちらも無制限に撃ちまくることができるという近接戦特化型の戦闘スタイルに変化すると言うものだ。
総合科目という点数インフレ状態でのショットガンの威力は、敵の召喚獣を貫通して二体目の召喚獣にまで中るほどの高出力高火力で、一人でも二十人単位で包囲されない限りやられることはほぼないだろう。
「そ
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