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チームは5人? いえ6人です!
第7話 チーム誕生
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行練習になったんじゃないかしら」

「まったくエルダって」

フェンリルののっていたカミトとクレアが気がついたので、一緒に歩いて寮にもどることになって、はなしながら戻って行くことにした。

「それで、あなたたちの負けでいいわよね?」

「……負けたのは認めるけれど、わたしたちのチームワークに問題なんてなかったでしょう!」

「チームワークといえるのは、最初だけね。私が、普段と違う精霊魔装をおこなった時点で、クレアはカミトから意識が外れているし、カミトはカミトで、単独で対処しようとしてくれたから、リンスレットとあたしとで、各個撃破していくことができたわ。これが最初のところで、こちらの手段が異なるというところで、相談し合うか、声掛けしあっていたら違ったのでしょうけどね。っていうところだけど、クレアには反論できるかしら?」

「……」

「そういうことで、カミトのチームに入らせてもらうから、よろしくね」

「負けた俺がいうのもなんだが、俺の入るチームでいいのか?」

「そう言ったでしょう。リンスレットもそれでいいわよね?」

リンスレットもしぶしぶとだが、うなずいた。これは、俺が時間かせぎを引き受けたから、リンスレットの攻撃がきまったというのを理解して、感情をおさえこんでいるからだろう。

「俺がクレアのチーム入りをするんだがいいんだよな?」

「ええ、いいわよ。チーム名はきまっているのかしら」

そこでクレアはいつもとちがって小さな声で

「チーム・スカーレットよ」

「まあ、いいんじゃない」

「しかたがないわねぇ」

リンスレットは横を向きながら答えているが、チームが作れることに喜んでいるようだ。

こうして4人のチームはできたが、それから毎日チームプレイの特訓が開始されることになった。

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