第7話 チーム誕生
[3/3]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
行練習になったんじゃないかしら」
「まったくエルダって」
フェンリルののっていたカミトとクレアが気がついたので、一緒に歩いて寮にもどることになって、はなしながら戻って行くことにした。
「それで、あなたたちの負けでいいわよね?」
「……負けたのは認めるけれど、わたしたちのチームワークに問題なんてなかったでしょう!」
「チームワークといえるのは、最初だけね。私が、普段と違う精霊魔装をおこなった時点で、クレアはカミトから意識が外れているし、カミトはカミトで、単独で対処しようとしてくれたから、リンスレットとあたしとで、各個撃破していくことができたわ。これが最初のところで、こちらの手段が異なるというところで、相談し合うか、声掛けしあっていたら違ったのでしょうけどね。っていうところだけど、クレアには反論できるかしら?」
「……」
「そういうことで、カミトのチームに入らせてもらうから、よろしくね」
「負けた俺がいうのもなんだが、俺の入るチームでいいのか?」
「そう言ったでしょう。リンスレットもそれでいいわよね?」
リンスレットもしぶしぶとだが、うなずいた。これは、俺が時間かせぎを引き受けたから、リンスレットの攻撃がきまったというのを理解して、感情をおさえこんでいるからだろう。
「俺がクレアのチーム入りをするんだがいいんだよな?」
「ええ、いいわよ。チーム名はきまっているのかしら」
そこでクレアはいつもとちがって小さな声で
「チーム・スカーレットよ」
「まあ、いいんじゃない」
「しかたがないわねぇ」
リンスレットは横を向きながら答えているが、チームが作れることに喜んでいるようだ。
こうして4人のチームはできたが、それから毎日チームプレイの特訓が開始されることになった。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ