暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜狩人と黒の剣士〜
コラボ編:ハロウィーン祭り:漆黒の滅殺者と純白の英雄
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は聖なる闇をストレージに戻すと、虚空から新たな剣を生成する。
真夜中の切り裂き(ミッドナイトリッパー)である。
それを手にした瞬間、ダークは覚悟を決める。
(一撃さえ、行ければ………!)
「うぉおおおおおおおっ!!」
俺はリンに向かって駆け出すと、<ヴォーパルスター>を発動。駆け出した時の加速とスキルによる加速が融合し、神速の槍と化す。
リンはそれを見ると、ジャンプしようと膝を曲げていた。
(ここ………っ!!)
俺は心の中で言うと、脚を思いっきり、地面に叩き付けた。
それと同時にリンがジャンプし、俺はその後を追う形で飛翔した。
「スキル中の移動変更!?」
リンは驚き、咄嗟に反応が遅れる。
神速の槍となったダークはリンを貫くと、漆黒の狂戦士を光らせる。
「<剣技(スキル)………捕喰(プレデター)>ァアアアアアッ!!」
漆黒の狂戦士は叫びと同時に振られると、リンを切り裂き、地に落とす。
「グアッ!!」
リンは地に落ちると、すぐに立ち上がる。それと同時にモードシャドウの効力を終了させ、俺を地に着地する。
「捕獲……完了……つーか……とんだじゃじゃ馬過ぎるぜ……」
ダークの眼には、右眼の他に左眼までもが紅く染まっていた。
「まさか………喰われた……のか?」
「その通り、喰わせてもらったぜ、お前の英雄剣と魔法と赤緋眼。……って、これ一辺に喰うとキャパシティギリギリでもう喰えねぇかも………」
俺はそう言うと、漆黒の狂戦士と真夜中の切り裂き魔を融合させた。
「ま、銘はどうでも良いか」
俺はそう言うと、創り出した太刀を構える。
「取り合えず、そこから動くな。<竜の雄叫び(ドラゴンハウル)!!」
途端、竜の叫びを放ち、周囲のプレイヤー達が耳を塞いだ。しかし、リンは咄嗟の機転で壁を生成すると、その中に隠れる。
「くそっ、足止め不可か!!」
「足止めかよ!?」
リンはつっこみを入れると、俺に向かって短剣を放つ。
「おっ……と」
それらを避けると、すぐ近くにリンが攻める。
「や……」
「お返しだ、吹き飛べ!!」
リンはヴォーパルスターを放つと、俺をゼツサイドに吹き飛ばす。
「おわっ!!」
「あいだっ!!」
俺とゼツはぶつかると、そのまま転がって壁に激突する。
「ご、ごめん、大丈夫か!?」
「キュ〜………」
どうやら目を回しているらしいゼツに謝ると、一瞬だけ斬り、リンを見る。しかし、そこには既に光の矢が幾つも飛来しており、避けられる筈もない程に埋め尽くされていた。
「HP回復……勝てるわけねー……」
ははっ、と笑いながら言うと、矢は一斉に俺に刺さろうと……したところでフラグ(じゃないけど)を回収するのが俺だ。
「って、俺はまだ死んでねぇ!!」
太刀を一閃すると、そこから爆発が起き、矢を消滅させた。
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