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戦国†恋姫〜黒衣の人間宿神〜
二十二章
武田家軍議
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仲間だ。あとこの三人も俺直属部隊の仲間だ」

「隊長は我々がお守りしますので、といってもこの中で一番強いのは隊長ですが」

「ということで、護法善神の者共よ。いつでも戦えるように待機せよ!」

言った直後に消えた神々たち。それに俺を守るより、他の者を守れっていうんだ。

「一真様は綾那たちが守るですよ!ねっ、歌夜〜!」

「はい。お二人の安全はお任せ下さい。といっても一真様自身が最強の座におりますので、薫様とその衆をお守り致します」

「・・・・任せる」

「なら、逍遙軒衆は兄上と行動でやがりますな」

「良人殿。この際ですので、一真隊と良人殿の直属部隊の詳細をお教え願えぬか?義輝公といい氏真公といい、良人殿の隊は不明な点が多すぎる」

「まあ俺の直属部隊については、まだ教えられないが、部隊名は黒鮫隊だ。一真隊が太陽なら黒鮫隊が月とでも言おうか。で、一真隊の詳細については。一真隊は元々墨俣城を設営するための工作部隊から始まってから、織田家の鉄砲運用試験部隊としての扱いとなった」

「なんでいきなり鉄砲隊になるんだぜ?」

「さっきも言ったが、俺に部隊である黒鮫隊に関連している。俺は剣も得意だが銃、ここでは鉄砲というがそれが得意だからだ」

そして俺はホルスターからハンドガンを抜いた。これが俺の鉄砲だとね。この時代から見れば凄い軽量化した小型だと見るかもな。エーリカが久遠を手伝うようになってからだったし。気付いたら鉄砲が多くなっていたからな。

「一真隊の現在の兵は三百ほど。将軍近衛の足利衆や姫路の鉄砲部隊、その他武将の引き連れた衆の混成部隊と言った様相を呈していますが、出自もあってかなり特殊な集団です。特殊なのは黒鮫隊ですけど」

「そうだな。黒鮫隊は同じく三百だが、鉄砲の種類が豊富だし。俺らの技術を使っている。この前祝言のときに沙紀が纏っていた全身装甲のあれとかな」

「混成部隊なんか別段、珍しくもないのら」

「鉄砲隊って、そんなに鉄砲が多いんだぜ?それと黒鮫隊が持っている鉄砲の種類が豊富というのもだぜ?」

「何十丁ほどあるのですか・・・・?」

「そうですね。一真隊のは二百丁ほどで、黒鮫隊は『三百から六百だな』だそうです」

「なんれすとー!?」

「試験部隊の本隊に加え、姫路衆や、紀伊国の鉄砲傭兵なども加えておりますし、鬼との戦いを含む多くの実戦経験を積んでいます。練度も並みの鉄砲足軽より上ですが、黒鮫隊は何十倍も上です」

「他の将は?」

「一葉様、鞠ちゃんの他は、将軍家に仕える細川家の細川与一郎殿がおられるくらいで、そこまで特筆すべき家柄の者はおりません」

変わった経歴の持ち主は多いが、家柄で言えば、そんなもんだろ。というより一葉と鞠の家柄が最高ラン
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