二十二章
今後の策
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提として・・・・薫さんの隊の規模はどのようになっていますか?」
「逍遙軒衆は、基本的にお姉ちゃんの影武者を務める部隊だから、あまり数は多くないんだ」
逍遙軒って確かこちらでいうとペンネームみたいな感じかな。それをここでは雅号というらしいけど。
「・・・・して、数にしていかほど?」
「八十人。騎馬が四十、弓が十、槍が十、鉄砲が十。あとは小荷駄とかかな」
「鉄砲が十ですか?」
「一真隊と一真様直属部隊の鉄砲の数が破格というだけですよ。それと比べるのは酷というものです」
「別に比べてなんかないです」
「一真隊とお兄ちゃんの直属部隊ってそんなに鉄砲があったの?」
「一真隊は知らんけど、俺の部隊のは三百ぐらいかな。といっても種類が豊富だから、倍くらいはあるのかな」
「一真隊の運営はこちらで任されておりますからね。一真隊の鉄砲も二百ほどですね。金ヶ崎の退き口で減る予定が、一真様の直属部隊のおかげで犠牲にはなりませんでしたから。一真隊も直属部隊も主力はほぼ鉄砲と言いましょうか」
一真隊はそうでもこちらは少し違う。銃はもちろん狙撃に爆撃、それと地雷を置いたり解除したり、爆弾を投げたりと。あとは対ドウター戦によるMSやISといった兵器も持
っている。
「一真隊と直属部隊を合わせると六百か七百・・・・・・!すごいんだね」
「だから一真隊では綾那達が活躍できなくて、ちょっとだけつまらないです、でも、それが少ないなら綾那の活躍の場も・・・・」」
「騎馬が四十は良いの?」
「ゆ、夕霧と遠乗りもしたから綾那も少しは上手になってるですよ!今度は後れを取ったりしないです!」
とはいえ、八十のうち、機動力が高そうなのは騎馬隊の四十。こちらはバイクを出せば何とかなるし、今船の格納庫には拠点から持ってきたバイクを調達しといた。もしかしたら使うかなと思って。それにバイクもだけど俺は空を飛べるし桜花たちもだけど。
「逍遙軒衆だけで美空の説得に動くのは、少し無理があるな」
「ごめんね、少なくて」
「それでも心強いよ。ありがとな」
「うんっ」
「なら、一真様直属部隊から出しますか?」
「そうしたいし、それに俺にはこいつらもいる。あとは一葉たちの真意を確かめたい」
こいつらとは、半透明になっているが夜叉たちだ。神界から呼んだ。この部屋に入るくらいの数を。八大夜叉大将は残りの夜叉たちにいつでも戦闘態勢をとのことだ。
「鉄砲隊に騎馬で突っ込むです?」
「そんなことするわけないだろ」
俺が知るところでは、対騎馬戦の戦術を組まれてないはず。
「そこは逍遙軒衆の練度次第ですね。武田の騎馬部隊にそれを聞くのも愚問かとは思いますが」
「それは大丈夫だと
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