二十二章
下山城×長尾勢行軍中
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人がお兄ちゃんの側室の一人ですか。私は『薫ですよね?』え?何で知っているの?」
「隊長が教えてくれましたから。夕霧と兎々は?」
「もう随分前に帰ってきてるよ。馬はってあれ?いない」
おそらく隊長の仕業ですね。で、薫と桜花と一緒に部屋に戻りました。詩乃さんも雫さんも待っているそうで。というか小波さんはいつ帰ってきたのでしょうか?そこが不思議です。なぜ馬で帰ってきた私たちがヘトヘトで、同じルートを走ったはずの小波さんが元気なのでしょうか。歌夜と綾那の馬を預けてから、私たちは隊長がいたとされている部屋へと向かいました。
「それにしても、発言後の冗談がまさか実現になるとは・・・・」
「けど、綾那でもこんなことしませんよ?」
「ですよね〜。綾那は絶対にしませんよね」
綾那は直感と感情で動くタイプです。素直な分、深部のところまでを一瞬で見抜いて動く。最悪、反射的に動こうとしても、第三者の一言でブレーキはかかります。それが正しければ感覚で瞬時に判断しますから。タチが悪いところは、本質を見抜いた上でのブレーキしないで、そのままアクセルを踏み続けるタイプでもあります。
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