二十一章 幕間劇
祝言後の俺達×光璃との初夜
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「その一番最初は、光璃に対して、未来永劫逆意を抱かないこと」
「ほう。それを夕霧が決めたんだ?」
「そう。それに・・・・。夕霧には、直属の将がいない」
「いない?とはどういうことだ」
直属の将ということは、俺達で言うなら一真隊で言うひよやころ、森衆で言う各務。黒鮫隊でいうなら部下全員に副長劉零。
「一門衆はいる。でも、夕霧に臣はいない。将がいると、閥が出来る。閥は、やがて大きなヒビになる・・・・夕霧は有能だから、あえてそれを持とうとしない」
「まあそうだろうな」
一真隊も小さな戦力ではあるが、数は三百の兵と相応以上の鉄砲、不釣合いないレベルと数の将が揃っている。黒鮫隊は別。数は同じでも戦闘に関しては専門家、あらゆる状況になっても冷静に対処できる。それに俺達のはここの鉄砲ではない。銃火器の種類が豊富と爆弾の種類にそれを扱えることが出来る部下。俺の代わりに指示を出したりトレミーの副艦長をするときもある。万が一久遠を裏切ったとしたら、俺達の存在自体が無視できない存在なのだろう。例えばだから絶対に裏切る気はないが。
「でも・・・・夕霧は率先して、臣であろうとしてくれる」
それを姿勢で示すのなら・・・・夕霧のやり方は、周囲に対しての答えの一つのはず。
「何だかそれは嬉しい事だな」
「嬉しい?」
「今の戦国の世に姉妹仲のいい国持ちは、あまり見た事がないかな」
足利家の一葉と双葉、久遠に市、あとは国持ちではないが雑賀衆の二人くらい。美濃では結菜の姉を久遠が攻めたり、越後では姉妹で春日山を巡って争っていた。俺らが見ていないところで親兄弟や姉妹の争いはいくらでもあると思うけど。そんな中でここにいる三姉妹は力を合わせていい国にしようとしている。
「夕霧は大事。薫も大事。二人には、そう思う事でしか返せない」
「なるほど」
「一真・・・・」
「ん?」
「退屈じゃ、ない?光璃・・・・話すの、上手じゃない」
「そんな事はない。光璃が皆をどれだけ大切に思っているか理解したし」
一生懸命に色んな事を伝えようとしてくれる光璃の話が、退屈なわけがない。
「ほんと・・・・?・・・・ふわ」
「眠いか。今回はもうやめて一緒に寝るか、今夜は初夜なんだから。それに話はいくらでもできる。今度は久遠たちの話をするか」
「そうする。私の初めてをもらって・・・・一真」
とそう言いながら赤くなっていたので、俺ははいはいと言いながら布団を敷いてから始めた。前戯から十分にしてからの挿入。最初は痛いが徐々に気持ちが良くなってきた光璃と俺。で、何度も中出しをしてしまった。こういうのは久しぶりだったからな。それに行為自体が、美空の初夜以来だったからな。行為が終わるまで防音結界をし
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